スリランカ中央銀行発表 〜 対外セクター概況(2021年4月)

アーユーボワン!

中央銀行は、2021年4月の
輸出入、外貨獲得状況、
為替レート変動の概要を報告する

「対外セクター概況」を発表。

中央銀行プレスリリース。
【参考】External Sector Performance – April 2021

概要&和訳↓。

【概要】

2021年4月の貿易収支は8.89億米ドルの赤字。前年同月の 8.40 億米ドルの赤字から拡大。前年同月比での赤字額拡大は2か月連続。
 輸入額は前年同月比+52.1%の17.0億米ドル、輸出額は同比+189.8%の8.2億米ドル。

2021年1〜4月の累計の貿易赤字は、前年同期比▲9.5%の29.5億米ドル。
 輸入額が前年同期比+20.0%の67.5億米ドル、輸出額は同比+29.6%の38.0億米ドル。

(1)輸出入
輸出全体としては、コロナ危機第一波によるロックダウンで大きく落ち込んだ前年同月から大幅に改善し、4月としては過去最高額を記録。
 しかし、コロナ危機第三波と 4月新年の祝祭シーズンの影響から、前月比では25.2%下回った。主に繊維衣料品、ゴム製品、機械・機械器具、紅茶、スパイスなどの輸出が前月比で減少。

・輸入では、コロナ危機第一波と世界的な石油価格低下の影響があった前年同月の低い輸入額から、中間財や投資財の輸入が増加し、+52.1%増。前月に続きコロナ危機前の輸入額水準を上回る。
 前月比では▲11.4%と減少。主に食品・飲料(砂糖・菓子類、野菜)、乳製品(主に粉ミルク)、ベースメタル(主に鉄・鋼鉄)、プラスチック関連品、繊維及び繊維製品、投資財全般などが減少。一方、燃料、肥料などの輸入は増加。
(2)観光客、国外送金

・2021年4月の観光客数は 4,168 人。
 2021年1〜4月累計では13,797人(前年同期:507,311人)。

出稼ぎ労働者からの国外送金は前年同月比+38.3%の5.2億米ドル、大幅増。前年同月はコロナ危機第一波の影響を受け、低水準だった。
 2021年1〜4月累計では、前年同期比+20.8%の23.9億米ドル。
(3)外貨、為替
2021年4月末の総公的準備金は 45億米ドル、輸入の3.1か月分をカバー。
 総公的準備金と銀行セクターの外貨資産を合わせた総外貨資産は、71億米ドル、輸入の4.9か月分をカバー。

・為替レートは2021年4月中旬に一時的な上昇を記録したが、月末には元の水準に戻った。4月のスリランカルピーの対米ドル為替レートの下落は 0.3%。
 2021年初めから6月17日の間、ユーロ、英ポンド、豪ドル、インドルピーに対しては下落、日本円に対しては上昇。

【中央銀行プレスリリース和訳(仮訳)】
あくまでも筆者作成の仮訳であり
 翻訳の正確性や内容には

 一切の責任を負いません。

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