スリランカ中央銀行発表 〜 対外セクター概況(2021年5月)

アーユーボワン!

中央銀行は、2021年5月の
輸出入、外貨獲得状況、
為替レート変動の概要を報告する

「対外セクター概況」を発表。

中央銀行プレスリリース。
【参考】External Sector Performance – May 2021

概要&和訳↓。

【概要】

2021年5月の貿易収支は7.16億米ドルの赤字。前年同月の 4.07 億米ドルの赤字から拡大。前年同月比で3か月連続の赤字拡大。
 輸入額は前年同月比+61.7%の16.1億米ドル、輸出額は同比+52.0%の8.9億米ドル。

2021年1〜5月の累計の貿易赤字は、前年同期比▲18.1%の36.6億米ドル。
 輸入額が前年同期比+26.2%の83.6億米ドル、輸出額は同比+33.3%の46.9億米ドル。

(1)輸出入
輸出額は、コロナ危機第一波で大きく落ち込んだ前年同月から大幅に増加。
 前年同月比で、工業製品や農産品をはじめ全主要セクターで輸出額が増加。サブセクターでもほとんどで増加。

輸入は、輸入規制や為替危機のなか増加。
 消費財は食品・飲料、非食品消費財ともに前月比で減少。
 中間財は前月比で、前月比で、燃料、 肥料(主に尿素)、小麦・トウモロコシ、ゴム及び関連製品が減少、ベースメタル、化学製品、プラスチック及び関連品、繊維及び繊維製品が増加。燃料は価格が上昇しているが輸入量が減少。
(2)観光客、国外送金

・出稼ぎ労働者からの国外送金は前年同月比+6.6%の 4.6億米ドル、引き続き増加。
 2021年1〜5月累計では、前年同期比+18.2%の 28.5億米ドルと顕著な伸び。

・2021年5月の観光客数は 1,497 人。
 2021年1〜5月累計では15,294人(前年同期:507,311人)。
(3)外貨、為替
2021年5月末の総公的準備金は 40億米ドル、輸入の2.7か月分をカバー。
 総公的準備金と銀行セクターの外貨資産を合わせた総外貨資産は、68億米ドル、輸入の4.6か月分をカバー。

・為替レート(*公式)はおおむね安定。5月のスリランカルピーの対米ドル為替レートの下落は 0.02%。
 2021年初めから7月14日の間、ユーロ、英ポンド、日本円、豪ドル、インドルピーに対して下落。

【中央銀行プレスリリース和訳(仮訳)】
あくまでも筆者作成の仮訳であり
 翻訳の正確性や内容には

 一切の責任を負いません。

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