経済ニュースで知るスリランカ 〜 2022年1月21日

アーユーボワン!

ホントだった。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者599,363人(前日比 827人増)
死者:15,255人(前日比 12人増)

保健当局は、ここ数日コロナウィルス感染者数が増加し、
なかでも子どもと妊婦の感染者が増えている
と注意を促す。
年末年始に旅行や人の集まりが増えたことによるという。

スリランカのビジネスニュース

1月19日(水)、中央銀行は政策金利引上げを決定。
政策金利引上げは昨年8月以来。

【参考】2022年1月20日のニュース

【中央銀行発表】
金利引上げにより、インフレ圧力上昇の抑制と国際収支圧力の緩和を図り、マクロ経済の安定を強化する。
・燃料輸入に必要な手形発行への外貨融資を、外貨流入量に比例して認可銀行に配分する。
・登録観光施設は、国外居住の観光客・渡航者にのみ外貨への両替を受け付ける。
 *訂正:2022年1月22日
 登録観光施設は、国外居住の観光客・渡航者からの支払いでは外貨のみを受付。
・国外出稼ぎ労働者からのスリランカ国内向け送金に提供している、特別追加為替レート(10ルピー/米ドル)の適用を4月末まで延長。

政策金利引上げ発表後の1月20日(木)、
コロンボ株式市場(CSE) は小幅に下落。

カブラール中央銀行総裁は、
ルピーの切下げと 国際通貨基金(IMF) への救済支援を改めて否定、
「自国による」解決策が望ましい結果をもたらすと述べた。

Kida
Kida

「自国による解決策」とは何か、
「外国投資&輸出増加による外貨獲得」ならそのために何をするのか、
が示されないまま数年。
中国やインド、バングラデシュ、中東に次の借金を依頼し続けていますねぇ。
いつまでやるか見えませんが、解決せんぞ。。。

野党 UNP 党首のウィクラマシンハ前首相は、
経済危機への対処に、IMFへの働きかけを行うか代替案を国会に提示するか、
政府は2月中に報告すべきだと述べた。

【同前首相の発言】
・現在の経済危機への対処をこれ以上引き延ばすことはできない。
・政府がどう対処する考えか、来月中に財務大臣が国会に報告するよう期待している。
 政府が良い代替案を持っているならば我々は受け入れるだろう。そうでなければ、IMFに頼らざるを得ないだろう。
コロナ危機のなか昨年中、南アジア地域のすべての国は外貨準備を増加させている。国の状況をコロナ危機のせいだけにすることはできない。

ガマンピラ・エネルギー大臣は、
電力を24時間供給し続けた場合、燃料向けに割り当てられている外貨を使い果たし、
1か月半にわたって毎日の長時間停電に直面することになる
ため、
現時点から毎日90分の停電の実施が望ましいと述べた。

同大臣はまた、雨季に入れば、電力不足は続くが、
毎日3時間を超える停電はなくなると述べた。

Kida
Kida

燃料なくなったら 1か月半では終わらんやろ。
90分停電、いつまで続くのか?
外貨ないままじゃ変わらんよねぇ。
雨季で水力発電が増えても、雨季終わったらまた、だし、
目先しか見えない。。。

そもそも「燃料不足の心配はない」とか
「停電はない」とか言ってたよな。
国会議長の憂いのとおりだ(→”政治ニュース” ご参照)

国内民間銀行第二位 Hatton National Bank PLC (HNB) の社外取締役に、
コングロマリット LOLCグループ の グナワルデナ・グループCOOを指名。
【参考】2021年6月4日のニュース

・昨年5月、イシャーラ・ナナヤッカラ氏が率いる LOLCグループのBrowns Investments PLC (BIL) が、HNBの株式 9.9% を取得。単独株主としては筆頭になっていた。
【参考】2021年5月5日のニュース

イシャーラ氏は LOLCグループ側が取締役2席を得るよう求め、取締役会ポストをめぐって激しい争いが続けられていたが、1席にとどまったとの憶測。

スリランカのポリティカルニュース

アベイワルダナ国会議長は再開された国会の冒頭で、
国会議員の行動や仕事に対する真剣さの欠如は恥ずべきだと述べ、
そのプロフェッショナル意識のなさを嘆いた。

【同議長の発言】
事前に発言スピーチや討論の準備をしている議員はほとんどいない。
 国会図書館によると、2021年の1年間に借りられた本はわずか330冊。政治学や社会学関連が121冊、経済学は11冊のみ。225人の国会議員からなる立法府にとって恥ずかしいこと。
準備や知識の欠如が、侮辱、嘘、虚偽の申立て、不適切な言葉のスピーチでの使用に表れている。ほとんどのスピーチや発言が、国家を導くためではなく、政治目的に行われるようになった。最終的に恥じるべき議会外の行為にエスカレートしていく。
・自分が初めて国会で演説したときには、図書館で本を調べ、過去の政治家の演説者を見聞きし、数週間の準備をして臨んだ。新議員として国会に最高の印象を与えなければ、非常に残念なことになるためだった。
・全議員は、国会の尊厳を守ることが最も神聖な義務であると理解しなければならない。
 国民が国会への信頼を失えば、民主主義の信頼を失うことを意味する。その影響は全政党と国民に重大なものとなる。
・国民は深刻な困難に直面し、政府も野党も政治家として責任ある行動をとるよう期待している。全国会議員が国会のイメージを再構築する方策を私と議論するよう切に願う。

Kida
Kida

なかなかの惨状。。。

「政治のレベルは国民のレベル」

中長期的な国の発展や規律ではなく、
ばら撒きや国営企業雇用増のエサを出す政権を選んできたのは
国民なんだな、と思う今日この頃。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

攻める日清食品。

ストゥティ! (ありがとう!)

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