経済ニュースで知るスリランカ 〜 2022年4月6日

アーユーボワン!

日本での報道も増えているようで、
「生きてるか???」「大丈夫か???」
のご連絡を昨日今日といただいております。

安心してください、生きてますよ。

今のところ、デモは平和的、街中は平穏で、
危険を感じるようなことはありません。
が、注意して生きてまいります。

スリランカ経済危機と混乱

4月5日(火)夜、大統領は緊急事態宣言を解除。

ブルームバーグ 日本語版。

国内各地でデモが続く
*SNS上の情報もあり、真偽や詳細が不明のものもあります。

コロンボ中心部首相公邸前で、学生による大規模デモ。
「スリランカ版 “アラブの春”」
話す参加者も。

コロンボ中心部独立記念広場で連日のデモ。

コロンボ大司教のマルコム・ランジス枢機卿がデモ行進に参加。

南部マータラ。

「これが政治家がいないスリランカ」
平和にデモ、ムスリムのお祈り、デモ後に掃除。

政治の動き

4月5日(火)、サブリー新財務大臣は辞意を表明。
同大臣は前日に任命されたばかり。

大統領に辞任を伝える書簡のなかで、
危機の解決にこれまでとは異なる対処が必要だと述べたほか、
財務大臣に国会外から適した人物を任命するのであれば
自身が国会から退くと述べ、国会議員の辞職にも言及した。

アティガレ財務長官も辞任。

SLFP や少数政党の国会議員42人が連立政権からの離脱を発表。
国会議員225名の 2/3 の多数を占めていた連立与党は114人に減少

単純多数決に必要な113人をわずか1人上回るのみに。
【参考】2022年4月5日のニュース

「スリランカのポリティカルニュース」に続きます〜
*世界各国メディアでの報道をご紹介しています。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者662,216人(前日比 113人増)
死者:16,485人(前日比 0人増)

コロナウィルス感染による死亡者の報告がゼロ。
2020年11月のコロナウィルス感染拡大第2波以降で初。

スリランカのビジネスニュース

4月6日(水)〜 8日(金)の間の計画停電、
毎日、日中夜間合わせて6時間30分。
前日の発表から変更なし。

電力規制当局 The Public Utilities Commission of Sri Lanka (PUCSL) の
トップを務めるタトゥナヤケ氏が会長を務める
住宅ディベロッパー Trillium Property Management and Services Ltd
電気料金216万ルピー(約97万円)を滞納中と報道。

スリランカ外務省は、経済危機と外貨節約のため、
ノルウェーとイラクの大使館、シドニーの総領事館を
一時閉鎖すると決定。

スリランカのポリティカルニュース

SLFP 党首のシリセーナ前大統領は、
大統領権限を強化した憲法の第20次改正を取り消し、
国会権限を強める第19次改正に修正を加えて復活させるよう主張。

Kida
Kida

この人、自身の大統領在任中に
当時のウィクラマシンンハ首相を解任、
マヒンダ・ラージャパクサを首相にしようとした人。
これで国内に危機を起こして、
その後イースター・サンデーの連続爆破テロ事件も防止できず、
でも普通に国会議員を続けてる。
今、こんな流れになったら政権から離脱して反対。。。

野党 SJB のプレマダーサ党首は、大統領制の廃止を主張。

世界の有力紙でも引き続き報道。
別ページで紹介していますので、リンクをどうぞ。

リンク:【Washington Post 報道】大統領、経済危機への抗議デモ終結に奔走

リンク:【BBC 報道】怒れるスリランカ国民が大統領の退陣を望む

新財務大臣、1日で辞任したけど。。。

リンク:【Al Jazeera 報道】大統領、経済危機への抗議デモのなか、弟を財務相から降ろす

ロシアのウクライナ侵攻に端を発する世界的インフレ。
スリランカの危機は各国でも可能性がある、と。

その前から大危機は進んでましたから、
「世界インフレのせい」ではないですが、加速はしましたね。

リンク:【ロイター 報道】スリランカの危機が世界にインフレを警告

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

Reef を思い出した。古い。。。

この人たちです。”プチャヘンゾン” だな。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました