スリランカ中央銀行発表 〜 対外セクター概況(2021年9月)

アーユーボワン!

中央銀行は、2021年9月の輸出入、外貨獲得状況、為替レート変動の概要を報告する「対外セクター概況」を発表。

中央銀行プレスリリース。
【参考】External Sector Performance – September 2021

概要&和訳↓。

【概要】

2021年9月の貿易収支は4.95億米ドルの赤字。前年同月の 5.25 億米ドルの赤字からは縮小。
 輸入額は前年同月とほぼ同水準のの15.26億米ドル、輸出額は同比+3.1%の10.31億米ドル。

2021年1〜9月累計の貿易赤字は、前年同期比▲38.4%の60.03億米ドル。
 累計輸入額が前年同期比+26.8%の149.38億米ドル、輸出額は同比+20.0%の89.34億米ドル。

・2021年9月、中国開発銀行からのシンジケートローン、 スリランカ中央銀行とバングラデシュ銀行の間の二国間通貨スワップ協定に基づく残額の支払いを、それぞれ受けた。

(1)輸出入
輸出額は4か月連続で10億米ドルを超える。
 前年同月比で、農業品は減少したが、繊維衣料品、石油製品、ゴム製品などが大幅に増加した工業製品の輸出が増加

輸入は前年同月とほぼ同水準。
 食品・飲料は主に砂糖の輸入が減り、全体として減少。非食品は医療・医薬品に分類されるワクチンが多くを占め、大幅に増加。
 中間財では繊維製品が大きく増加したが、燃料や小麦などが減少。
(2)観光客、国外送金

・出稼ぎ労働者からの国外送金は前年同月比▲49.7%の 3.53億米ドル、前月に続き減少。
 2021年1〜9月累計では、前年同期比▲9.3%の 45.77億米ドル。
 国外での就労を目的とした出国者数が、前月から38.6%増加。

・2021年9月の観光客数は 13,547人。増加傾向。
 2021年1〜9月累計では37,924人(前年同期:507,311人)。
(3)外貨、為替
2021年9月末の総公的準備金は 27億米ドルに減少。
 総公的準備金と銀行セクターの外貨資産を合わせた総外貨資産は61億米ドル。

・為替レート(*公式)は9月初めに上昇後はおおむね安定。中央銀行による必須輸入品の滞留解消措置と為替レートへのガイダンスによる。
 2021年初めから11月15日の間、ユーロ、英ポンド、豪ドル、インドルピーに対して下落。日本円に対して上昇。

【中央銀行プレスリリース和訳(仮訳)】
あくまでも筆者作成の仮訳であり
 翻訳の正確性や内容には

 一切の責任を負いません。

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