ニュースで知るスリランカ 〜 2020年5月18日

一応軟禁生活59日目。

2009年5、スリランカは30年近く続いた内戦に勝利。
「ポリティカルニュース」でいくつかニュースを。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 981人(前日比21人増)、死者 9人(増減なし)。

グラフ上では、感染者数トータルは増えてるんだけど、陽性の人数は減り出しているのはわかります。もう少し!

警察官が、隔離対象者を故郷に送り返すバスへの乗客(市民)に消毒剤を散布。
ワタシもこの前、警察署に入るとき、消毒剤をかける装置(ボックス?)を通されました。

これって WHO によるとアウトなのよね??? 違うモンをかけてるのかな???

全土で外出禁止が発令された今朝まで、24時間で 2,709人が逮捕。
これは多い。。。 何しにそんなに出るのか???

お隣インドの感染者数が、中国を抜いてアジア最多に。難しい国。。。
大国で近いだけに、感染拡大も経済の停滞も困るわー。

スリランカのビジネスニュース

セイロン雇用者連盟(The Employer’s Federation of Ceylon (EFC))は、雇用と労働者の福祉を確保しつつ操業を継続するための10項目にわたる提案を提出。
提案には、半月分の業務の提示での雇用継続、一部賃金または社会保険を含まない手当の支払いによる一時レイオフの是認などを含んでおり、内閣もこれを承認。

ラニル・ウィクラマシンハ前首相は、コロナ危機に対する政府の対策に批判を含むコメントを発表。

・コロナ危機により世界的な不況となる可能性があり、スリランカでも トゥクトゥク運転手から企業経営者まで 50万人が失業する恐れがある。
・政府収入の増加には国内市場運営継続が必要で、輸入の全面的な禁止は再考すべき。
政府による 500億ルピー(約300億円)規模の景気刺激策はGDPの2%に過ぎず不十分。他国は10%規模の対策。
・2,000億ルピー(約1,200億円)の紙幣発行(*記事のママ)は不況につながるだけ。
・政府に信頼できる経済パッケージの提示を求める。

ガソリン・燃料取扱大手、Lanka IOC PLC は、ガソリンを リッターあたり 5ルピー(約 3円)値上げ、142ルピー(約85円)に。
政府が 3月に決定していた同社燃料輸入税の値上げによるもの。

スリランカで事業されている方がシェアくださったニュース、
資生堂 がスリランカでの化粧品販売を開始!

資生堂の化粧品、アジアではどこへ行ってもブランドですよね!スリランカにも!

学校の再開が未定のなか、授業内容を WhatsApp で先生から受け取るなどで勉強。
一方、スマホ・PCを保有する就学者にいる家庭は48%、インターネットアクセスがある家庭はさらに少数。勉強するにもデジタル格差が。

銀行情報やワンタイムパスワードを取得しようとする詐欺が出回っているよう。
どこの国にもあるモンだな。。。

4万席収容のクリケット競技場(ナイター設備付)をコロンボ南東のホマガマ地区に建設と大臣が発表。
26エーカー(約10.5万㎡)、想定工費 3,000〜4,000万米ドル(約32〜43億円)、工期 3年。

「今???」「クリケットの国際試合なんて年間数えるほどしかないでしょ!」
なんて反応が。。。

スリランカのポリティカルニュース

2009年 5月16日、
スリランカ政府は武装テロ組織「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」との 内戦の「勝利宣言」を発表。

2009年の昨日、5月17日、
LTTE は敗北宣言。
同日、マヒンダ・ラージャパクサ元大統領(当時、現首相)は、外国訪問から戻り、LTTE のテロから完全に解放された母国の地に膝をついて敬意を表しました。

ゴタバヤ・ラージャパクサ 元国防長官(当時、現大統領)と軍司令官が、内戦の終了を公式に報告した際の映像。

30年に及ぶ長い内戦はまた勉強しなければいけないのですが、
スリランカという国・国民にとっては本当に長い戦い。
コロンボのど真ん中がが爆破・爆撃されていたそう。

カンボジアやイラクと、内戦・戦争直後の国での仕事に縁があったワタシが、
この時期にスリランカに来ているのも何か不思議なものがあります。

内戦時の人権問題などで批判もありますが、
長く苦しんだ内戦を終わらせた現在の大統領と首相に、
次は経済の復活を成し遂げてもらいたいと心から期待。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

しゃあない。。。

一応軟禁生活は続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

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