ニュースで知るスリランカ 〜 2020年5月28日

アーユーボワン!

エレベーターのボタン。
これを見て大統領の顔がすぐに頭に浮かんだ私は、もうスリランカ脳。

Gotabaya Rajapaksa 大統領閣下

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,469人(前日比150人増)、死者 10人(増減なし)。
連続で1日あたり最多増加人数更新。。。 92人はクウェート、5人はチェンナイからの帰国者、53人は海軍。

国外帰国者の感染、すごい数。海軍も止まらない。油断厳禁。

保健省は、経済・行政・社会活動を再開しつつ公衆衛生面でのコロナ対策を進めるため、46のセクター別のガイドラインを作成。保健省サイトからダウンロード可能。

公共交通、公共施設、オフィス、学校、宗教施設、屋外共用施設、店舗、ホテルなどの場所・シチュエーションごとに指針を策定。

スリランカのビジネスニュース

5月27日(水)、コロンボ証券取引所(CSE)の売買は、投資家心理が全般的に改善、10日ぶりに外国人投資家の買い越し。

外国人の売買は、3.0億ルピー(約1.8億円)の買い、1.8億ルピー(約1.1億円)の売りで、総額 4.8億ルピー(約2.9億円)。この日の市場全体売買高の 35%に相当。

株式市場での取引が活発になっていくのか、背景とともに注視していきたいと思います。

一方で、スリランカ財政について、ロンドン発ロイターの引用報道。

脆弱なスリランカ財政は、中国などからの援助確保がない限り、IMFへの再支援を得るか、デフォルトの恐れ。

中央銀行は先週、デフォルトについて「根拠のない」予測で「期限内に債務返済を果たす」と発表したが、
通貨安、格付けダウングレード、債権値下げ、対GDP比90%を超える債務残高、政府収入の70%にあたる利払いと、危機の兆候。

12月までの対外債務支払い額は32億米ドル(約3,424億円)。次の12か月間の他コストは65億米ドル(約6,955億円)に達する可能性があり、外貨準備高が72億米ドル(約7,704億円)と「綱渡り」の状況。10月支払い予定のソブリン債 10億米ドル(約1,070億円)が正念場となる可能性。

アルゼンチンのデフォルトをはじめ、コロナ危機で多くの新興国財政が危機に。
スリランカだけの問題ではなく、国際協調・支援などから単純にデフォルト、という話にはならないでしょうが、IMFなどが求めるであろう財政規律とのバランスは難しくなりそう。

輸出企業が軍や病院に提供する個人用保護具(PPE)、コロナ対策のために輸入する医療品に対する物品税が無料に。

帰国していた韓国へのスリランカ人出稼ぎ労働者のうち、第1陣となる 160人が韓国へ出発。
韓国のスリランカ人出稼ぎ労働者は 2万人を超えており、今後順次戻る予定。

4月27日のニュースで出稼ぎ先リストの記事をご紹介しましたが、
韓国は、スリランカ人の出稼ぎ先としては中東以外では最大。

スリランカ食品・製粉大手 Ceylon Grain Elevators PLC は、政府が指定する必需商品として操業は継続しているものの、為替レートの大幅変動、外貨の使用・入手の困難、輸入制限など新たなリスクに直面しており、事業への全体的な影響を直ちに予測できないと発表。

この会社は、スリランカでは有名な Prima ブランドの食品メーカー。小麦粉など生活に直結する食品を供給。大手にも影響。

ニュースでも何度か取り上げています、医療器具販売・プランテーションなどコングロマリット、Sunshine Holdings PLC 社 は2019年度(2019年4月〜20年3月)の決算を発表。
連結売上高は 前年比 8%減の 208.3億ルピー(約 125.0億円)、
税引前利益は 前年比 36%増の 25.6億ルピー(約 15.4億円)
税引後利益は 前年比 60%増の 18.3億ルピー(約 11.0億円)。

売上高のうち、ヘルスケア事業と消費財事業の合計が78%、農業関連事業が18%。
ヘルスケアを利益の中心としつつ、紅茶プランテーションの売却、消費財事業を強化する方針。再生可能エネルギー事業として太陽光発電にも進出。

各社の決算を見ていると、減税の効果は大きいと実感。

こちらも何度かご紹介している、電動スーパーカーをスリランカで開発しようとしている Vega Innovations 社 を、インド Hindustan Times 紙 が特集した記事を引用。

インド洋の小さな島国の電動スーパーカー開発企業が、1台あたり 650米ドルという低コストの医療用人工呼吸器を開発。
わずか 10日で開発チームを作り、スリランカ国内で設計し、現在、スリランカ保健省で医療専門家のテストを受けている。

同社はイギリス CodeGen グループの子会社。テストに合格すれば、 CodeGen グループで量産が可能に。

国外でも注目されてくると良いなあ、と!

国際電気通信連合(ITU)のレポートから、スリランカのモバイルデータ価格は南アジア最安。
あとは 3G/4Gのサービスとコンテンツが必要。

スリランカ公認会計士協会 は、国営銀行 People’s Bank との間で、コロナ危機により経営ダメージを受けた協会の会員に対し、同銀行が最大 2,000万ルピー(約 1,200万円)を特別融資する覚書を締結。

スリランカのポリティカルニュース

マヒンダ・ラージャパクサ首相は昨日、最初の国会議員当選から 50周年。
インド・モディ首相からお祝いのメッセージ。

1945年生まれで、今年75歳。50年かー。インドとの関係もうかがえる。

選挙管理委員会は、国会議員選挙への候補者 7,452人のリストを発表。
225議席(地域ごとの選挙区から196議席、全国(比例代表)から29議席)を争う。
*前国会の再招集、国会議員選挙の日程はいまだ最高裁で審理中。

すごい人数。大統領選挙も 35人とか立候補していたからな。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

「ハトムギ化粧水」、私も買っててスリランカに持ってきてる。。。
これ、いいのか???

ストゥティ! (ありがとう!)

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