ニュースで知るスリランカ 〜 2020年6月5日

アーユーボワン!

毎月の満月のなかでも大事な「ポソン・ポヤデー」で、
昨日今日と外出禁止のコロンボ。

朝、聞き慣れない鳴き声がするなー、と外を見ると、、、

また出た! おクジャク in セントラルコロンボ!
クジャク の鳴き声って聞いたことあります? 動画でどうぞ。

これからなんか良いことありそうな気がするー、あると思います。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,797人(前日比48人増)、死者 11人(増減なし)。

アメリカの外交官が、コロンボ・バンダラナイケ空港でのPCR検査を拒否、との情報。
「あかんやろ」と首相の息子さまが Tweet。

スリランカのビジネスニュース

大統領は、6月から8月の政府暫定予算として 1.0兆ルピー(約 6,000億円)を承認。
正式予算の承認が遅れているため、今年 3度目の暫定予算措置。

6,441億ルピー(約3,865億円)が経常支出に、
3,988億ルピー(約2,393億円)が債務支払いを含む資本支出にあてられる。

政府は、中央銀行から金融機関への 500億ルピー(約 300億円)の資金供給枠に、
1,000億ルピー(約 600億円)を追加すると発表。

コロナ危機により深刻な影響を受けた
中小・アパレル・その他国内企業への緊急の運転資金を支援。

金融専門家による、通貨安の原因となっているスリランカの輸出産業への提言。

・2010年6月~2020年5月の10年間で、
 スリランカルピーは米ドルに対して 63%以上安に。
 バングラデシュの通貨タカはこの間、22%安にとどまる。
・通貨安は、多くの発展途上国や新興国が直面している主要課題。
 輸入への依存度の高さが最も重要な要因の一つ。
 公的債務や資本市場からの外国人マネーの急速な流出が影響する可能性も。
・途上国経済における外貨需要への対抗には、外貨を生み出すこと=輸出が重要に。

・2010年から2019年の10年間で、
 スリランカの輸出額増は 38.4%のみ。
 バングラデシュの同期間の輸出増は 2倍以上。
・スリランカの輸出は、「購買者向け」(主にアパレル・靴・宝石)が中心。
 「生産者向け」(自動車・航空機・電子機器製造など)はほとんどない。

 つまり、グローバル・バリューチェーン(GVC)に入っていない。

<スリランカ輸出産業育成への提言>
非アパレルの生産者向け産業の拡大、輸出強化
・バングラデシュはアパレル(現在世界第2位)から急速に多角化。電子ロボットや商用船舶まで製造。

自由貿易ゾーンの新設
・UAEの施策(外国人100%所有可、法人税免税(50年間)、個人所得税免税、輸入・再輸出関税免税、無制限での本国送金など)は手本に。
税制など企業へのインセンティブを与えない限り、地政学的立地条件だけでは外国投資を呼び込めないことを、政府は認識すべき。
・ハンバントータ港とコロンボ・ポートシティ(国際金融都市)の開発はシナジーに。

一口に「輸出拡大」と言っても、
今までできてないものが一朝一夕にはいかないですよね。
しかし、松下幸之助さんの言うとおり、「思わなあきませんな」。

投稿者の言う、
「地理的重要性だけでは外資はこない、インセンティブが必要」
はそのとおり。思い切った決定・発表が必要では。
(なおこの点、企業として投資をするつもりであれば
インセンティブは個別に取りにいける可能性があると思ってます。)
一方で国全体としては、製造業に活路を求めるのは難しいかなぁ。

政府は、1億米ドル(約107億円)の太陽光発電プロジェクトを承認したと政府は発表。
インド政府が融資を提供する予定で、病院・大学・学校・治安機関本部・行政機関の電力需要をカバー。

また、北西部州プッタラムでの 300MW 発電所建設合意も閣議決定。

一方で、セイロン電力公社(CEB)の労働組合による電力危機の可能性にも言及。
ストの可能性、ということか。。。根深い。。。

まずは政府の土地・施設を活用した整備。
インド政府が支援と、苦しいなかでもドナーを見つけてきていますね。

スリランカ観光セクター労働者数の推移。
2019年には40万人を数え、ここ5年間は毎年 6% の伸び。
非正規雇用者が 57% を占める。

右肩上がりだった観光業の雇用にも、コロナ危機は打撃となります。

ウィクラマシンハ前首相、コロナ危機による南アジア地域への影響・対策について発言。

・各国政府が民間セクターの成長を促す措置を講じない限り、経済回復には何年もかかる。
・インド・スリランカは融資金利が高い。
 南アジアの国々はヘルスケア分野への支出が増加せざるを得ず、代替収入が必要に。
・財政再建への負担は国家だけが負うには大きすぎ、
 民間セクターの保護と成長が不可欠。
 税優遇だけでは新規事業の誘致にはならず、
 ビジネスのしやすさを確保する包括的システムの導入を政府に求める。
・アジアの民間セクターは欧米よりはるかに小さく、
 新規事業促進だけでなく、既存企業保護も必要。
 コロナ危機により世界経済は、
 伝統的な西側のパワーから新興アジア市場へシフト。
・コロナ危機後の復興にベンガル湾地域の協力が重要。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ホントなのこれ???
“He’d be a disaster”… Disaster なのか、今。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

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