経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年7月21日

アーユーボワン!

昨日の大雨での市内の様子。
これ、、、Havelock Road だな。。。
マイオフィスの通りです。

土砂崩れも発生、警戒発令。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,730人(前日比 6人増)、死者 11人(増減なし)。

長らく発生クラスターとなっていた、
海軍の感染者が全員回復。

コロンボ・バンダラナイケ国際空港の再開を 9月に延期。
当初 8月1日だった再開予定を、8月中旬に延期しており、再度の延期。

スリランカのビジネスニュース

格付け機関 Fitch Ratings は、
スリランカの評価対象企業のうち、
30% をダウングレード または 見通しの下方修正。

2021年3月までの1年間で、スリランカ企業は
300億ルピー(約180億円)の収益を失うと予想。

・Fitch は、新たなロックダウンやグローバルでの経済・旅行環境悪化の長期化につながる「第二波」が、予想以上に長くスリランカ経済を圧迫する可能性があるとしている。
・企業全体の収益減のうち、約35%はホテル業界。同業界では、2021年には売上の75%を失うと予想。
 耐久消費財小売業界の収益減が30%を占め、2番目に大きい。
・電気通信、医薬品、製造業、日用消費財、食品・飲料セクターは、急速な回復を見せると予想。

コロナ危機からの迅速な回復に、
スリランカ国家輸出戦略(NES)の役割と方法。

・コロナ危機により世界経済が麻痺するなか、貿易依存型かつ外貨準備が脆弱なスリランカ経済は大きな影響を受けている。
・危機のなか、消費パターン変化による新製品への需要は明るい兆し。スリランカは既存製品の輸出を増やすことが急務であるが、多様化の機会をつかむべき。
 長年にわたる構造的制約は、先進国(主にアメリカとEU)バイヤーへの過度の依存により、輸出の多様化が限られてきたこと。


・スリランカ国家輸出戦略(NES)は、輸出品目を多様化し、高付加価値の製品やサービスを通じて新市場に参入する取組みを設定し、加工食品・飲料、ウェルネスツーリズム、香辛料、造船、電子・電気部品、IT-BPM の6分野を指定。

スリランカ輸出開発委員会(EDB) とその諮問委員会(AC)は、NESの実現に活動。
現在、世界の多国籍企業はサプライチェーンを見直しており、地域の多様化を求めている。中国からの製造業のシフトが構造的かつ長期的なものになることを意味し、例えば日本は、製造業の中国からのシフトのために 22 億米ドルを計上。スリランカはこれを利用できるはず。
・スリランカ投資委員会(BOI)・EDB・ACは、輸出志向産業向け投資促進キャンペーンに協力。スリランカの電子・電気産業企業が世界の電子バリューチェーンにてより大きな役割を果たすよう、G2G / G2Bプログラムを通じ、世界の多国籍企業へのアウトリーチを進めている。

スリランカのアパレル縫製セクターの輸出需要は、
コロナ危機当初の恐れよりは良いものの依然弱く、
業界は個人用保護具(PPE)の競争を注視。
今後数か月を乗り切り、
2021年の世界需要の回復に備えることが重要。

・アパレル縫製セクターの輸出は、2020年6月は前年比 20%減の4.02億米ドル。2020年5月の2.18億米ドルからは83%増の回復。
 中央銀行発表による 2020年6月のスリランカの製造業PMIは 67.3ポイント。この上昇は、特に食品飲料・繊維・アパレル製造業での生産・新規受注・雇用の大幅改善による。

多くのアパレルメーカーは、コロナ危機によりPPE生産に切替え。スリランカはいち早く生産を再開したが、現在は他国との競争にさらされている。コロナ危機発生後に再開した工場はPPEの多くの注文を受けたが、供給が増えた今、受注は減少。
・EDBによると、2020年6月のPPE関連輸出は 1.65億米ドル相当。
・今年8月〜12月はアパレル業界に厳しくなると予想。これを乗り切り、全体需要回復が予想される来年まで生き残ることが重要。

今日 2020年7月21日、ベトナムとスリランカは外交関係樹立50周年。
ゴック 駐スリランカ・ベトナム大使は、
「過去50年に強固な基盤を築き、経済的な進歩を遂げ、
急速に変化する世界の中で新たな課題を克服しながら、
友好関係を前進させていくよう期待。」と述べた。

・近年、両国の経済関係は急速に強化。ベトナムは1986年の経済改革以降、外国からの投資と貿易が急速に伸長。
スリランカ企業は、アパレルなどでベトナムに投資。
 ベトナム企業はスリランカのホテルや建設に投資。

・ベトナムのスリランカへの輸出
  2015年:2.44億米ドル
→ 2019年:3.02億米ドル
 スリランカのベトナムへの輸出
  2015年:7,200万米ドル
→ 2018年:1億米ドル
→ 2019年:7,800万米ドル

・スリランカへのベトナム人観光客
  2015年:1,798人
→ 2019年:3,180人
 ベトナムへのスリランカ人観光客
  2015年:5,520人
→ 2019年:14,117人

・ベトナム建国の父、ホー・チ・ミン氏は、航路の途上でコロンボを何度も訪れたことで知られている。

Kida
Kida

昨日、ゴック大使と会ってたのですが、、、
今日が国交樹立記念、しかも50周年だった
なんて夢にも思っていなかった。。。

イギリス金融誌 Global Banking and Finance Review
“Global Banking & Finance Awards 2020” を発表。

スリランカのベスト保険会社
“Best Life Insurance Company Sri Lanka 2020” に
AIA Insurance Lanka Ltd を選出。

スタートアップ向けインキュベーションオフィスを運営する Hatch は、
世界90か国以上にインバウンドマーケティングソフトウエア
を導入するHubSpot社 と提携。

スタートアップ企業が HubSpot 社の製品を利用して、
スピード、スケール、手頃な価格で成長できるよう支援。

通信大手 Sri Lanka Telecom PLC は、
スリランカの先駆的 IPTV サービス “PEO TV” を、
他社通信キャリア契約者も利用可能に拡大。

新サービス “PEO TV Go” は、
お気に入りのテレビ番組を「外出先で」
視聴したいすべての顧客に提供可能に。

スリランカのポリティカルニュース

野党 SJB は国会議員選挙マニフェストを発表。
国民本位の統治体制確立を約束。

サジット党首は、
「SJBの目的は一貫性と国民本位のガバナンスの実現だ」と述べた。
マニフェストでは、コロナ危機後の重要政策として、
雇用確保・中小企業支援・観光業再開を挙げている。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

お犬様って賢い。泣いちゃうよね。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました