アーユーボワン!
スリランカが世界トラベル・観光委員会なるところから
「セーフ・トラベル・スタンプ」をもらったらしい。
市中感染はないですからね、ホント。(多分。)
しかし、、、空港が。。。経済ニュースをどうぞ。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,881人(前日比 1人増)、死者 11人(増減なし)。
スリランカのビジネスニュース
空港運営会社幹部は、
コロンボ・バンダラナイケ国際空港の
再開日は未定と述べた。
「空港業務再開の具体的日程はまだ発表されていない。
コロナ対策の状態を評価後、
保健省が空港再開の詳細日時を発表する」
と同幹部は語った。
空港再開は、当初は8月1日、
次に8月中旬を予定していたが、
さらに 9月に延期されていた。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
空港再開、観光入国者の受入れが
また延期になりそう。
8月12日(水)、短期国債オークション実施。
365億ルピー(約 219億円)を募集、
3週間ぶりに全額が落札された。
為替はルピー 高に動き、
1米ドル = 182.90/183.05ルピー に。
<利回り>
3か月もの:4.65%、6か月もの:4.76%、12か月もの:4.93%
スリランカの債務問題。
・スリランカは公共支出の多くを借金で賄っている。2016年の増税までは、給与や年金など政府支出のほぼ半分を借金でカバー。
・2007年に最初の国際ソブリン債を発行以降、国外からの商業債務の割合が増加。世界銀行やアジア開発銀行(ADB)など多国間機関からの融資に比べ、商業債務は手間はかからないが、短期かつ高利子。
・内戦終結後は楽観論が高まり、2010年以降、投資家の熱の高まりに支えられ借入が加速。2012年にはその返済が開始。
2020 年の返済総額は推定 60億米ドル(元金 43 億米ドル、利息 17億米ドル)。国際ソブリン債返済額は約20億米ドル、スリランカ開発国債の返済額は約10億米ドル、残りは多国間機関。
・債務問題の出口は何か。
輸入規制によるルピー防衛だけではうまくいかず、日本やEUなどの古くからの友人と新たなパートナーシップを形成しなければならない。輸出を増やし、彼らの技術や人材育成のインプットを得て、収益や雇用、経済への付加価値を生む事業への資金を得る必要がある。
・また、過去20年間の債務の利子は高く、債務の再構築が必要。
世界的エンジニアリング企業 SIEMENS と
自動車・重機販売修理、電気機械、建設、電力ソリューションなどを手がける
Diesel and Motor Engineering (DIMO) Ltd の
コンソーシアムは、電力供給強化を目指す
「全国送配電網整備・効率向上プロジェクト」の
中電圧配電パートを開始すべく、
セイロン電力公社(CEB) と契約を締結。
・スリランカの電力需要は年率5~6%程度のペースで増加。この需要増への対応のため、発電に加え、送配電施設の開発・強化が必要。
・この契約は、電力需要増に対応する容量増強、バッタラムッラ・ウェリカダ・カルボウィラ地域での柔軟性と信頼性の高い電力供給、配電網自動化を目指す第一次変電所増強に焦点。
スリランカのポリティカルニュース
大統領は、25人の閣内大臣と39人の国務大臣を任命。
任命された各大臣のリストは記事中に。
大統領は国防大臣を兼務。
首相は財務、都市開発、住宅などの重要所掌を兼務。
39人の国務大臣には、農業や国内産業の発展など
重点を置いたテーマを、新世代の政治家に割当て。
【任命された主要な国会議員・ポスト】
・法務大臣:アリ・サブリー氏
・エネルギー大臣:ウダヤ・ガマンピラ氏
・外務大臣:ディネス・グナワルデナ氏
・教育大臣:G.L.ペイリス氏(SLPP議長)
・青年・スポーツ大臣:ナマル・ラージャパクサ氏
・国内治安・内務・災害管理担当大臣:チャマル・ラージャパクサ氏
・財務・資本市場・公営企業改革担当大臣:アジス・ニヴァルド・カブラール氏(元中央銀行総裁)
・太陽光・風力・グリッド発電事業開発担当大臣:ドゥミンダ・ディッサナヤケ氏
・都市開発・沿岸保全・廃棄物処理・公共衛生担当大臣:ナラカ・ゴダヘワ氏
・技能開発・職業教育・研究・イノベーション担当大臣:シータ・アランベポラ氏
・医薬品生産・供給・規制担当大臣:チャンナ・ジャヤスーマナ氏
・不動産・コミュニティインフラ施設担当大臣:ジーワン・トンダマン氏
・水稲穀物・有機食品・野菜・果物・唐辛子・ジャガイモ・種子生産・ハイテク農業担当大臣:シャシェンドラ・ラージャパクサ氏
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
国務大臣の名称で、
重要政策・分野が見えてくるなあ、
と思い、議員名というより
気になった分野から列挙してみました。
前政権の「電力・エネルギー大臣」を、
「電力大臣」「エネルギー大臣」に
分けて、プラスで再エネ担当の大臣を
任命するなど。
ラージャパクサ一族の大臣が
大統領も含めると 5人。
大統領兼国防、首相兼財務、
治安内務など、金と武力は全部。
その1人、シャシェンドラ大臣の
所掌、すごいな。
「唐辛子・ジャガイモ」って。。。
大統領は、23人の国会議員を地区評議会議長に任命。
任命された議長のリストは記事中に。
地区評議会は地域の主要な意思決定機関。
すべての開発プロジェクトの承認機関。
シリセーナ前大統領をはじめ、
前政権で閣僚ポストを得た議員や
重鎮議員の数名が閣僚に任命されず。
これらの中には、国務大臣としての任命を断り、
各内大臣の獲得を主張していた議員もいたとのこと。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
時代への対応。
ストゥティ! (ありがとう!)
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