経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年9月9日

アーユーボワン!

良い笑顔ですが、ちょっと強烈。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 3,140人(前日比 17人増)、死者 12人(増減なし)。

スリランカのビジネスニュース

スリランカ東岸海上でのタンカー火災事故。

タンカー近辺の海上で、燃料の軽油とみられる
油膜
発見。消火のため大量の海水を投入し
続けており、機関室近くの破裂したタンクに
貯蔵されていた軽油が浸水と混ざり、
船外ににじみ出たとみられる。

海軍によると、船内原油貯蔵庫は火災の
影響を受けておらず、現時点では原油が
流出する危険性はないという。

中央銀行は、多国間金融機関(世界銀行
世界銀行グループの国際金融公社(IFC)
アジア開発銀行(ADB) など)および
中央銀行通貨理事会が承認した組織による、
国内商業銀行の株式保有制限を緩和。

これまでの保有上限 15% を 20% に。
ただし、20%までの保有後、規定日から
10年以内に15%以下に減少させる条件付き。

【現在の主要銀行の大株主】
Sampath Bank PLCビジネスリーダーのダンミカ・ペレラ氏が率いる Vallibel One PLC が 14.95%を保有
Seylan Bank PLC 国営保険会社 Sri Lanka Insurance Corporation 社 が 15%を保有
DFCC Bank PLC Hatton National Bank PLC が15%を保有
Nation Trust Bank PLC John Keells Holdings グループが 30%近くを保有
Pan Asia Banking Corporation PLC ダンミカ・ペレラ氏が 30%近くを保有

Kida
Kida

すでに 30% 近くを保有している
ロジックまでわからないのですが、
記事中に紹介されているオーナー
情報をそのまま紹介しました。

大統領は、紅茶・ゴム・ココナッツなど
プランテーション会社がリースする
土地での宝石採掘の許可を決定。

スリランカでは、民営化された
紅茶・ゴム・ココナッツの
プランテーション企業約20社に
土地が長期にリースされている。
リースされた土地に宝石鉱床がある場合に、
採掘ライセンスを政府が出すとする決定。

プランテーション会社による採掘の許可か、
その土地で第三者に採掘権を与えるのか、は不明。

EUは、スリランカの観光産業に
490万ユーロ(約6.1億円)の支援を決定。

政府は、国内繊維産業強化のため、
輸入繊維生地・布に課されている輸入税を
現在の 100ルピー(約60円)/kgから見直し。
1米ドル = 185ルピー/kg 程度まで引き上げる可能性。

【ジャヤセカラ・バティック・手織物・国内アパレル製品担当国務大臣の発言】
国内生産業界関係者の最大の関心事項は、低品質衣料品の国内への輸入を止めること。国内には、輸出とともに国内流通向けに生産する製造業者が多数いるので、これら産業・業者の強化によって国内生産を強化できる。
・大統領とは、国内ホテル用のリネンやタオルの国内生産を進めて雇用機会の創出や生産量増加を進めるよう議論。
・今後5年間は国内生産を後押し。
 手織機生産の分野で、1万人を雇用、200の村で生産を確立する計画。バティック・国内衣料・手織機の生産を一組織の下で効率化し、生産活性化を進める。技能訓練センターの導入も含まれる。
・国内生産品の質量を向上させる一方、輸入制限措置も検討中。

フェルナンド高速道路大臣によると、
大統領は、国内で需要がある
ターメリック(ウコン)の生産を進め、
固定価格維持に必要な対策をとるよう
農業当局に指示。

【大臣の発言】
・ターメリック(ウコン)が 4,000〜5,000ルピー(約2,400〜3,000円)/kg で売られている現在、国内には巨大なウコンの需要がある。
・なぜ必要量を輸入して市場に出さないのか疑問視する人もいる。
 もし輸入を許可すれば、業者は過剰に輸入して保管し、後で国内市場に放出するため、結果的に国内生産者に損を与える。
政府は輸入に制限を課し、国内生産を進める。自給自足の国内経済を構築し、それによって発展途上国から先進国に移行できるようにする。

・また、トウモロコシなど地場作物を振興することで、小麦粉輸入に支払われる莫大な外貨の節約が可能。これら制限により農民を保護、地方経済と農民に力を与える。
・スリランカをアジアで最も強い経済国にできると確信。

Kida
Kida

繊維・農業とも、輸入を止めて
国内製造・生産能力の向上

を進めるとのメッセージ。
いずれも 1〜2年のような短期

でなく、その先までやり切る、
との内容に理解できます。

鶏肉生産会社 Farms’ Pride (Pvt) Ltd を
グループに持つ Crysbro 社 は、
稲作の種籾生産を開始。

・スリランカは米を国内生産しているが、種籾のコストが高く、水田栽培を断念して他の作物の栽培へ移行せざるを得ない農民が多く存在。
同社は、国内米生産と食料安全保障の強化のため、農民に安価に種籾を生産、提供。

首相は、国内での牛の屠殺禁止を提案、
与党国会議員グループが合意。
今後、政府に提案。

Kida
Kida

宗教界(仏教界)の強い要望が
あったとする報道もあります。
牛を食べるスリランカ人も
いますけどねぇ。

殺人容疑の国会議員誕生、

の記事からは、
「牛を殺すことは禁じても、
殺人は禁じないのか」
との投稿も昨日からいくつか。

インド系ディベロッパー
Indocean Developers (Pvt) Ltd 社が
コロンボ中心部で建設中のコンドミニアム
Altair をめぐる係争に、最高裁が判決。

Altair プロジェクトの所有者であるインドの A.A. Infraproperties Ltd と South City Projects Kolkata Ltd を支持し、争っていた Jaideep Halwasiya 氏の控訴を取り下げる判決。
・両社は、Halwasiya 氏が不当な方法で Indocean Developers (Pvt) Ltd 社の支配権を握ったと主張していた。

・Altair は 400室のラグジャリーコンドミニアムとして開発。
 マリーナベイサンズを設計した Moshe Safdie 氏の設計により、63階建傾斜タワーと68階建垂直タワーの 2棟が上部で結合する特徴的なデザイン。
・予定されていた 2017年の完成・引渡しが遅れていた。
 投資額 2.51億米ドル(約 269億円)のほか、スリランカ政府系銀行 3行が 2,500万米ドル(約 26.7億円)のシンジケートローンを提供。
<参考> 6月8日のニュース

・8月31日(月)には大統領も現地を視察。
<参考> 9月2日のニュース

スリランカのポリティカルニュース

サブリー法務大臣は、
駐スリランカ・アメリカ大使と会談。
裁判所諸案件、司法インフラ改善、

刑務所の混雑、裁判官の訓練や仲裁など、
現在の司法の役割を議論。

Kida
Kida

法務大臣、目立ってるわー。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

間違ってはいないけど。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました