経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年11月10日

アーユーボワン!

コロナワクチン、キター!

そしたら Zoom の株価が瞬殺で。。。こわ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 14,285人(前日比 356人増)、
死者 36人(前日比 1人増)。

世界保健機関(WHO) は、スリランカの
人口の 20%へのコロナワクチン提供に合意。

大統領は、コロナウイルス対策
大統領タスクフォースの会合で、
保健当局はコロナウィルス感染を
制御可能であり、それには
国民の協力が必要だと述べた。

【大統領の発言】
・コロナウィルス蔓延に直面し、我々には選択肢が 3つある。
 ① 外出禁止令を課して国全体をロックダウン
 ② 何もしないこと
 ③ 感染を制御しながら通常の国家活動を継続
 我々は ③ を選択。

国民は感染拡大をコントロールし、感染防止に協力を広げなければならない。メディアは国民に、従うべき健康ガイドラインを伝える責任と義務がある。
 前回のコロナウィルス封込めに成功した後、メディアと国民は、これらすべてを忘れ責任を逃れてきた。その結果が現在の状況。

・コロナ危機が世界から一掃されるまで国を閉鎖することはできない。40日近く閉鎖されている地域からも、毎日のように感染者の報告が続いており、感染がロックダウンだけではコントロールできないと示している。
ロックダウンは最も簡単な解決策だが、人々は生きていかねばならない。雇用・農業・漁業などすべての活動を動かしつつ経済を維持することが我々の責任。
PCR検査による政府の支出は毎日 6,000万ルピー(約 3,600万円)を超える。検疫など全プロセスに毎日莫大な金額が費やされている。この状況を理解し、病気の犠牲にならないようにすることは、国民の「個人的責任」である。

Kida
Kida

国民ひとりひとりが責任ある
行動をしなさい、と呼びかけ。
全国民にワクチンを確保する
のも難しいでしょうから。

中東ドバイでは、帰国送還を待つ
スリランカ人 200人がホームレスに。

スリランカのビジネスニュース

中央銀行は、9月に終了した債務返済
モラトリアムの起源を 6か月延長。
コロナ危機第二波の影響を考慮。
昨日11月9日(月)、国内の銀行および
ノンバンク金融機関に指示が出された。

当初の債務返済モラトリアム延期は
観光業と建設業のみの適用だったが、
昨日の指示により全業種・個人に拡大。

2020年9月の 輸出額は
前年同月比 4.8%増の 10.0億米ドルに。
輸入額は 同 10.9%減の 約15.3億米ドル。
貿易赤字は、前年同月の 7.6億米ドル
から 5.3億米ドルに改善。

・1月〜9月の累積貿易赤字は前年同期間比 23% 減の 43.4億米ドルに。
国外出稼ぎ労働者からの送金は、前年同月比 36.1% の大幅増の 7.0億米ドル。
輸出では、農産品(ココナッツ関連、香辛料(主にシナモン)、茶など)、プラスチック製品(マスク・手袋などの個人用保護具(PPE)製品など)などが増加。
輸入では、政府による自動車などの輸入制限のほか、国際市場における燃料価格低下が影響。
 投資財では前年同期比で、建材が 31.6%減、輸送用機器 56.3% 減。
 一方、特に砂糖・粉ミルクの輸入量増により食品・飲料の輸入が大幅に増加。

Kida
Kida

貿易赤字削減は輸入減による
ところが大きいので、
これから輸入制限緩和に動いた
場合の影響に注視が必要。

個人的には、建材輸入の

減少の影響が気になります。
セメントは国内代替生産に
つながっているようですが、
ほかの建材はどうなのか?
公共インフラ整備の需要を
政府が作っているなか、
単に建設物資不足に陥れば
経済が動かないですし、
競争原理が働かないことで
裏目に出る可能性も十分に。

11月9日(月)、コロンボ株式市場(CSE)
の売買高は 55億ルピー(約33億円)
超え
カブラール 金融・資本市場・
国営企業改革担当大臣もツイート。

信用格付け企業 ICRA Lanka Ltd は、
コロナ危機第二波の混乱により
2020年のスリランカのGDPは、
第四四半期は 7.9 〜 17.8% の、
通年では 8.2 〜 10.9% の
大きな縮小になるとの予測を発表。

・同社が予測する縮小率は、中央銀行予測の1.5%、国際通貨基金(IMF)アジア開発銀行(ADB)の予測の5.5 ~ 6% よりさらに悪い。

【同社の発表】
第四四半期のGDPは 7.9 〜 17.8% の範囲で縮小と予測。この見通しの悪化は現在の信用拡大をさらに逸脱させ、総需要を弱体化させる可能性がある。したがって、年内の政策金利引下げの可能性は否定できない。
・インフレ率は 4.0 ~ 4.5% 程度にとどまる可能性が高いが、食品インフレ率は一桁台後半に上がる可能性がある。
・外貨準備高は、十分な為替流入で補われない限り、さらに減少すると予想。市場はすでにショックの大部分を織り込んでおり、為替レートは概ね安定すると予想。輸入規制継続を仮定すると、為替レートへの大きな圧力はない。
・企業活動の縮小、失業率上昇と賃金低下につながる可能性。輸入規制が発動されると仮定した場合、為替レートに大きな圧力がかかるとは予想していない。
・製造業・工場の操業停止が貿易収支に悪影響を及ぼす可能性。政府支出が高止まりし、財政赤字の拡大につながる可能性。

・2020年第三四半期が転換点となる見込みだったが、全土でコロナ危機第二波が急拡大し、回復への期待が薄れた。
・GDP縮小率の予測は、第二四半期が ▲17.5%、第三四半期が ▲6.1%で、通年では ▲8.2 ~ 10.9%。

Kida
Kida

恐ろしい数字が。。。
IMFやADBの数字からも

だいぶ離れた数字では
ありますが、一応のご紹介。

物流大手 Expolanka Holdings PLC は
2020年第二四半期(7〜9月)の決算を発表。

連結売上高: 前年同期比 71%増の 492億ルピー(約 295億円)
税引前利益: 前年同期比 1,020%増の 55億ルピー(約 33億円)
*前年同期は6億ルピー(約3.6億円)の損失

・ヨーロッパ・アジア域内の物流活動は低調に推移したが、北米市場への航空貨物による緊急物資輸送の需要が急増。
 3PL(サードパーティ・ロジスティクス)事業が引き続き成長を記録。
・レジャー部門はコロナ危機の影響で大幅に悪化。

再エネ発電を手がける
Lanka Shakthi Technologies (Pvt) Ltdは、
2030年までに再エネ由来発電を80%まで
高める政府目標の達成に対応すると発表。

・同社社長は、同社は政府のイニシアチブを支持していると述べ、太陽光発電による再エネ開発は国の後押しがあれば大きく成長する可能性があると述べた。
・同社はこれまでに、1,200基以上、総計 8MWの太陽光発電設備を設置。2019年4月〜20年3月年度の売上高は前年比25%増を記録。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

よう考えるなぁ。

ストゥティ! (ありがとう!)

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