経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年1月11日

アーユーボワン!

John Keells グループ が
コロンボ中心部で建設中の
スリランカ最大の民間投資複合開発
Cinnamon Life(シナモンライフ)
プロジェクト。

新年に住宅棟を
「Hope 2021」とライトアップ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 
48,380(前日比 540人増)、
死者 232人(前日比 3人増)。

ムスリム政党
Sri Lanka Muslim Congress (SLMC)
党首のハキーム国会議員がコロナ陽性。

スリランカのビジネスニュース

大統領は、東部州アンパラ県の
地方農村を訪問して国民と直接対話。
2020年9月以降、5回目の対話。
前政権のような、権力の座に着いた後に
農村を忘れる政治文化は変わったと主張。

【大統領の発言】
国民や宗教界は、私が以前に国防長官として果たした役割を期待している。国防長官としてもただのゴタバヤとしても行動できるが、野党のような無能な政治はしない。前政権は政治的な魔女狩りを追求したが、犯罪への処罰は法律が果たす機能であり、こうした行為を容認しない。
 野党の前政権時代の問題に対処し、すべての農村で持続可能な開発を達成する。
・農村住民が直面している問題について、農民と政府職員の見方は異なる。コロンボの住民の意見はさらに異なる。政府職員はオフィスに閉じこもるのではなく、農村現地に行き、住民が直面している真の問題を特定して解決策を提供する必要がある。

・大統領は訪問先の各村で寄せられた土地・医療施設・教育・道路建設・農業用水などへの問題について、対応を指示。

Kida
Kida

「国防長官の役割」の
部分
野党と問題に。
「ポリティカルニュース」にて。

政府年金の従業員積立基金(EPF)は
保有していたコングロマリット

Hayleys PLC の株式143万株を
2020年第四四半期に売却。
2020年9月末に同社株式の5.04%を
保有していたが、1.85%の保有に。

・2020年12月末時点の同社の株価は414.50ルピー。
 最安値をつけた242ルピーの時点から48%上昇していた。過去の最高値は450ルピー。
・同社の株式の54%は実業家ダンミカ・ペレラ氏が保有。

タイヤ製造・輸出企業 
Global Rubber Industries (Pvt) Ltd (GRI)
スバシンハ社長のインタビュー。

同社長は2020年12月まで
スリランカ輸出開発委員会(EDB)
委員長を務め、GRI社社長に復帰。
【参考】12月4日のニュース

【同社長の発言】
・2020年のコロナ危機は、人・企業・国としてどれほどのレジリエンス(回復力)を持っていたかを試された。スリランカでの2か月間のロックダウンの間も、工場を閉鎖しなかったことを誇りに思う。2020年のコロナ危機のなか、生き抜くとの目標だけでなく、2019年よりもさらに繁栄した。
GRI社は事業を多角化し、2018年に農業用と建設機材用のタイヤ事業へ成長。世界の農業用タイヤ市場は100億米ドル規模であり、豊富な知見を持つGRI社には次の10年は成長機会に満ちている。
・2021年には新たに、農業用のラジアルタイヤ工場の生産能力を拡大するほか、新たな地域での事業拡大も視野に入れ、世界にB2C事業を拡大したい。
・サステナビリティ(持続可能性)はGNI社の成長ビジョンの重要な一部。サステナビリティは企業に必要不可欠。世界の消費者の行動は変化し、サステナビリティの重要性は高まるばかり。
 農家への取組み、製造工場での取組み(廃棄物最小化、エネルギー効率最大化、環境に優しい素材の導入など)を進めている。
2021年は忍耐と成長の年。コロナ危機の終息を期待するが、景気回復と後に残る影響を乗り越えるには時間がかかり、GDP成長率が戻るにも数年はかかる。
 2021年を、2020年に築いた強固な基盤の上で成長する年と見ている。2020年は回復力、2021年は急成長の年になるだろう。

南アジア地域での農業とジェンダー問題。

・南アジア地域は経済成長を遂げてきたにもかかわらず、食料安全保障と栄養状態は改善されていない。どちらも農業分野におけるジェンダー問題が大きく影響しており、「ジェンダーの平等」が「ゼロ飢餓」達成の鍵を握る。
南アジアでは農業における女性の役割が拡大、農業の「女性化」と呼ばれるものが生じている。男性が農村部から移住し、田畑で働く女性が増加。
 バングラデシュの農業従事者の約60%が女性。
 スリランカではわずか29%だが、自給自足のための家庭菜園が仕事ではなく雑用とみなされ、データから除外されている。
南アジアの女性は食料安全保障に重要な役割を果たしているが、家父長制やジェンダー差別により、土地所有権などがないことで制約を受けている。
 バングラデシュでは、女性所有の土地は12%に過ぎず、男性所有土地よりも狭い。
 インドでは、小作農の40%近くが女性だが、女性が農業融資を受けるのはより困難。
・その他にもスリランカでは、女性は男性よりも多くの時間を無給の家事に費やす。これに加わる農業での労働負担の増加は、女性の健康を害する影響に。
・社会慣習の問題もあり、農業における女性のエンパワーメントには、紙の上での平等な権利付与以上の取組みが必要。実際、特に女性が農業に生計を大きく依存している農村部では、女性の教育改善が、家計の意思決定での女性の地位向上に効果的に。こうした施策は、土地における女性の権利を強化し、家庭でも農場でも女性に力を与える。

スリランカのポリティカルニュース

野党 SJB のフェルナンド国会議員
(前通信・デジタルインフラ・
海外雇用・スポーツ大臣)は、
「大統領が私を「犬のように殺す」
ことができるとほのめかし
」として、
警察トップに身辺警護の強化を
求める書簡を発出。

別報道などを調べてみると、、、

・フェルナンド議員は国会で、政府のコロナ対策などの無策を厳しく攻撃する発言。
・これに対して大統領が、
 「私は国防長官の役割を果たす準備がある。内戦中にLTTEのテロリストが私を標的とした自爆攻撃を行った。この攻撃を指揮したテロリストのリーダーの運命を皆知っている」と述べ、2009年に軍が殺害したテロ組織のリーダー・プラバカランの名まえに言及。

これを受けて「殺害をほのめかしている」との流れになったよう。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

雪かき、がんばってくだせぇ。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました