経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年4月8日

アーユーボワン!

来週はスリランカの年末年始。
大晦日の4月13日(火)と
正月の14日(水)、
酒屋は閉店ガラガラ、ワオッ!

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 93,993人(前日比 221人増)、
死者 591人(前日比 3人増)。

スリランカのビジネスニュース

4月7日(水)短期国債オークション実施。
450億ルピー(約 270億円)を募集、
落札は189億ルピー(約113億円)のみ、
58%が落札されず。

<利回り>
3か月もの:5.08%、6か月もの:5.12%、12か月もの:5.15%

4月7日(水)、中央銀行は通貨理事会
開催。政策金利据置きを決定。
「資金調達に紙幣を増刷する一方で
外貨準備高は減少を続けているが、
歴史的な低金利を維持する」と発表。

2021年3月末時点での外貨準備高は
41億米ドルに減少。

投資銀行 Capital Alliance Limited (CAL)
は、政府のパーム油の使用禁止決定が
食品や消費財の製造企業に影響と発表。

【参考】2021年4月6日のニュース

【同社の発表】
スリランカはパーム油の国内需要の8%を国内生産、残り92%(推定20万トン)をインドネシアとマレーシアから輸入。
・パーム油の需要は複数産業にまたがって高く、国内での生産が不可能なことから、完全な輸入禁止は困難だろう。
・パーム油の価格が上昇しても企業はコスト増分を消費者に転嫁できず、利益率が低下する。
 大手企業でも、日用消費財を製造する Hemas Holdings PLCUnilever Sri Lanka、食品を製造する Ceylon Cold Stores PLCMalibanCeylon Biscuits LtdPrima などが影響を受けるだろう。
・代替品は菜種油(キャノーラ油)やココナッツオイルだが、ココナッツオイルの国内生産量は2.7万トンのみ。

宝石宝飾規制当局トップは、
宝石産地中西部ラトゥナプラの
ウェイ・ガンガ(川)での宝石採掘権を
オークションにかけると述べた。

同トップによれば、
ウェイ・ガンガのダラ橋〜エラバダワ間を
53区画に分割、投資家は希望する区画を
選択してオークションに参加し、
数十億ルピーの収益を期待。

コングロマリット Aitken Spence PLC は
小水力発電企業 Waltrim Energy Ltd
9億ルピー(約5.4億円)で買収したと発表。

Waltrim 社 は中部州ヌワラエリヤで水力発電所3基(総発電量6.6MW)を保有運営。
 コングロマリット Sunshine Holdings PLC 社 が株式の60%を、再エネ企業 Mouldex (Pvt) Ltd 社が残りの株式を保有しており、これを取得。

・Aitken Spence PLC の電力部門は、火力発電所100MW、風力発電所3MW、水力発電所2.5MW、最近稼働した国内初の廃棄物発電所10MW を保有。
・Sunshine Holdings PLC は、日本の SBIホールディングス との合弁会社を通じ、ルーフトップ太陽光発電1MWを運営中。これを 9MW に拡大する計画を持つ。

再エネ発電企業 Vidullanka グループ は
アパレル縫製企業
Trendy Connections (Pvt) Ltd
ヌゲゴダ工場の屋根に240kWpの
ルーフトップ太陽光発電システムを導入。
投資額 2,700万ルピー(約1,620万円)。

・Vidullanka 社 は20年以上にわたり再エネ事業を手がけ、スリランカの再エネ事業の先駆者。
・同社が保有するポートフォリオは、水力、バイオマス、太陽光など37MW以上。スリランカのほかウガンダでも発電。

Cargills (Ceylon) PLC 社は
国内に展開するスーパーマーケット
Cargills Food City の舗装材に
AGC Innovate (Pvt) Ltd 社が
開発したプラスチック廃材による
アスファルト原料を採用。
【参考】2021年11月29日のニュース

建設用重機の貿易販売を手がける
Udeshi グループUTRAX 社は、
住友建機製 油圧ショベル35台を
NEM Construction (Pvt) Ltd 社 に
販売、引渡し。
総額7.8億ルピー(約4.7億円)。
NEM社が所有する住友建機製
油圧ショベルは71台となり、
南アジア最大のオーナーに。

・NEM社は1980年操業。高速道路建設、灌漑や埋立てなどインフラ整備に携わる国内有数の土木建設事業者に。今回の重機購入により、スリランカ最大の建設機械保有会社としての地位をさらに向上。
・UTRAX社は、日本の住友建機、韓国の現代建設機械株式会社、アメリカの Case New Holland Construction Equipment などの独占販売代理店。

スリランカは豊富な海洋資源があり、
これを外貨獲得に活用すべきとの寄稿。

・世界の貿易物資は、35,000隻の貨物船、5,000隻のタンカー、45,000機の航空機で運搬。スリランカの排他的経済水域(EEZ)を主要な東西航路として利用しているが、この航路への課税や汚染排出への補償はなく、資源や自然へのダメージを対外債務と交換相殺する必要がある。

・コロンボ港は世界で最も交通量が多いこの航路の中心にし、スエズ運河やシンガポールに次ぐ中心ハブ港として浮上。インド、パキスタン、バングラデシュ、インドネシア(人口合計20億人)の大規模製造業の推進とコンテナ化を進める理想的な立地。
・南部ハンバントータ港は水深30m以上、東西航路は10マイル沖と近接。
・東部トリンコマリー港は世界最大かつ最深の天然港。1970年代初の第一次石油危機では、世界のタンカーの半分が横付けされた。港には100基のタンクからなる燃料タンクファームがある。

スリランカ近海には、北西マンナール海域、北東コーベリー海域、南部海域に石油埋蔵が確認されている。国内需要の60年分の石油を供給可能と推定。
スリランカはベンガル湾南部の広大な海底を利用する権利を有する。この海域は古代から長くガンジス川から流れた沈泥が堆積し、豊かな鉱物資源を有すると考えられている。

Kida
Kida

「航行税」のようなモンが
実現可能かは???ですが、
地下資源はすごそう。
興味津々丸。

一帯一路構想の推進側のツイート。
中国開発のインフラがわかります。

スリランカのポリティカルニュース

騒動の「ミセス・スリランカ2021」
受賞者は政界進出を目指すと述べた。
以前にも出身地中部ポロンナルワから
出馬しようとしたが断念。
【参考】2021年4月6日ニュース

Kida
Kida

そうだったんか。。。
騒動の一部始終は
こちら↓でどうぞ。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

つらいよな。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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