経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年6月10日

アーユーボワン!

第?回ロックダウン選手権、第20日。

その辺、とは言いませんが
スリランカでは普通に見ます、
クジャク。切ないね。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者213,396人(前日比2,735人増)、
死者 1,910 人(前日比 67人増)。

1日あたりの死者数、
前日に続いて最多を更新。

大統領は杉山駐スリランカ日本大使と会談。
大統領は、アストラゼネカ製コロナワクチン
60万回分の提供を日本政府に要請し、
日本政府と菅首相がこれを前向きに
検討していると伝えられたとツイート。
大統領府も同様の声明を発表し、
国内メディアが報道。

共同通信も。

スリランカのビジネスニュース

オンラインイベント、
「スリランカ投資フォーラム2021」
3日目、最終日。

カブラール 金融・資本市場・
国営企業改革担当大臣が講演。
コロンボ・ポートシティについて

世界の企業に参加を呼びかけ、
アジアの成長ストーリーとして
見逃して欲しくない
と述べた。

【同大臣の発言】
・スリランカは国内の歴史的発展により、「不可能」とされていたことを成し遂げてきた。
 内戦中に我々が8%の経済成長を達成すると言ったとき、不可能だと言われたが内戦終結直後に実現した。インフレ率1桁も否定されたが、過去10年間は達成している。
 ジャヤワルダネ大統領が30年のマハウェリ開発計画を6年に圧縮。マヒンダ・ラージャパクサ大統領が内戦勝利を約束したときも不可能だと言われた。
 ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領は持続可能な農業への移行に、100%有機物を使用すると決定。高い成長の実現に、リーダーは厳しい決断をしなければならない。幸いなことに現大統領は決断を下せる人物。
今後数年間のGDP成長率目標6.5%は厳しいが、すべての人が協力できれば実現可能。
2025年までに世界銀行「ビジネスのしやすさランキング」を現在の90位代から25位まで上昇させなければならない。GDPの3〜4%に相当する外国直接投資(FDI)が必要。

・スリランカの前身に、ポートシティとハンバントータ港が重要。
・スリランカの経済規模800億米ドルに対し、ポートシティは短期的には40〜50億米ドル、5〜6年後には150億米ドルの貢献が期待される。ポートシティへの投資機会は特定の国、つまり中国だけのものではない。世界中の投資家を歓迎する。アジアの成長ストーリーの一端を担うこの機会を見逃して欲しくない。
・スリランカは世界の投資家に素晴らしい機会を提供するドアを開いている。投資家、スリランカ国民、そして南アジア地域に利益をもたらすスリランカの成長物語に参加してほしい。

同大臣は同フォーラムで、
ロックダウンについて、
保健衛生の緊急事態への対応と
経済発展のバランスを取るよう求めた。

【同大臣の発言】
ロックダウンを求める声は強いが、経済に与える多大なコストを考慮する必要がある。
・経済はロックダウンによる停止のためではなく、継続的な進歩のために設計されている。大きな損失が生じる。

モホッタラ・スリランカ投資委員会
(BOI)会長が同フォーラムでスピーチ。
2025年までにGDPを7%成長させ、
輸出収入を300億米ドル以上にできる

と述べた。

【同会長の発言】
・スリランカは次の成長の天国。ぜひ活用してほしい。
・スリランカには外資系企業が1,200社以上の進出。2020年にBOI企業が形成した資本形成過半は、既存投資家がグローバルなチャンスを活用するために拠点を拡大したことによる。これは、スリランカの機会と調達先としての競争力への確信を意味する。

今後10年間でGDPを倍にする目標の達成に、主要セクター6つとして、製造業、ICT、観光業、農業食品加工、インフラ、その他サービス業を指定。
・アパレル縫製業では、最大10億米ドル相当の輸入原材料を国内生産にする。
 最大10年間の手厚い減税を提供しつつ、医薬品製造特区への投資には大規模投資家向けのインセンティブパッケージを提供する。
・ICT企業には法人税0%を導入。
ポストコロナの観光業は、2025年までに400万人の観光客を迎え入れ、80億米ドルの収入を目指す。
 2019年時点の観光市場の2倍以上となり、特に世界クラスのホテル、メディカルツーリズムやウェルネス、テーマパーク建設などに投資機会が生まれる。
ゴム関連製品、農業食品加工、魚類の輸出により、30~50米億ドル輸出収入増を見込む。
 世界的タイヤメーカー、食品加工用の有機農産物の国内調達、海産物の養殖や輸出が可能。
・ポートシティ開発では不動産投資家に、病院、学校、エンターテイメント地区、複合開発、マリーナ、会議場など主要インフラ投資への大きなチャンスを提供。

Kida
Kida

投資誘致が至上命題の
お二人、
いつもどおり強気。
ビジネスのしやすさ
ランキング、25位かー!

フォーラムの報道は
前向き、勢いを感じる
ものが多い気がします。
流されてる???

こちら↓の指摘どおり、
政府が断固として
投資環境改善を継続
すれば可能性あるかも、
という空気感に。
これが大変だけど。

世界銀行 ゼルヴォス・カントリー
ディレクターの同フォーラムでの発言。
支援政策によりスリランカが優先分野や
ニッチ産業に持つ可能性を実現でき、
コロナ危機克服は可能と確信する
と述べた。

【同ディレクターの発言】
・アパレル、ICTやハイテク製品などニッチ産業で新規事業開拓意欲に富むスリランカ企業は、製造拠点を世界に広げ、より洗練された製品や市場へ価値曲線を上げている。
・政策立案者は、グローバル市場のバリューチェーンにおけるスリランカの競争力をフルに活用するため、これら革新的な原動力と大規模な既存製造業を活用するエコシステムを構築しなければならない。
・コロナ後の観光産業の再構築には大きな可能性がある。環境配慮、物流改善、アクセシビリティ、スキル向上、サービス業労働者の育成などが重要。
スリランカは2025年までに50億米ドルのFDI誘致を目標とする。豊富な天然資源、戦略的立地、高識字率の労働力、観光、ICTを活用したサービス、物流、高価値のアパレルや食品サービスへの投資機会を考えると、十分に実現可能。様々な要素がうまく組み合わされば、投資の理想的なタイミング。
 一方で最終的には、投資環境の改善や不要な規制の排除など、投資エコシステムを構成する政策や慣行にかかっている。他国の事例は、投資促進は物語の始まりであって終わりではない。効率的なFDIの誘致と維持が重要。そのためには法規制の予測可能性と官僚の対応の改善が重要。
・輸出収入増には政策が予測可能である必要性。輸入規制を課しているが、輸出に資する輸入品は許可せねばならない。

政府は環境関連法の改正案に、
工場からの汚染排出物に対する
課税を導入。閣議承認。

グローバルホテルチェーン
Marriott International Inc. は、
Colombo City Center (CCC)

契約を締結。CCCに
“The Courtyard by Marriott”
ブランドでホテルを開業する予定。
CCC は Abans グループ が所有。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

最&高。

ストゥティ! (ありがとう!)

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