アーユーボワン!
今日はヒンズー教の大祭 “ディワリ祭”。
スリランカ🇱🇰もお休みです。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝時点、スリランカ国内の
感染者:542,793人(前日比 581人増)
死者:13,791人(前日比 21人増)
スリランカのビジネスニュース
毎月の定点経済観測、ブジに更新!
スリランカの経済データの毎月の定点観測、主要データをスライドに!いつまで続くかわかりませんが、
こちら↓のページをどうぞ!
(画像下のリンクをクリック!)
![](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2021/06/Picture.jpg)
第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に出席中の大統領、
ジョンソン・イギリス首相とグテーレス国連事務総長に出迎えられて登場。
大統領は COP26 で演説。
化学肥料の輸入制限による持続可能な有機農業の推進、2050年までのカーボンニュートラル達成目標などを発表。
【演説の概要】
・世界最大の温室効果ガス排出国が公約を果たし、途上国が気候危機を乗り越えるよう支援することが不可欠。人類と地球の持続に、すべての国が真の協力の精神で協力するよう呼びかける。
・スリランカでは、公衆衛生上の懸念、水質汚染、土壌劣化、生物多様性への影響などを理由に、化学肥料や農薬、殺虫剤の輸入を制限。凝り固まったロビーから反対されているが、健康で持続可能な有機農業への革新と投資の機会が生まれた。
・気候変動の影響を深く認識。仏陀の教えによる我々の豊かな哲学的遺産は環境保全に重点を置き、持続可能性は国家政策の中心である。
・スリランカの「自国が決定する貢献 (Nationally Determined Contributions: NDC)」は、2050年までのカーボンニュートラル達成に向け排出量を削減するとしている。2030年までに炭素隔離容量を7%増加させ、化石燃料の使用を段階的に廃止する。
・スリランカは、コロナ危機からの回復への開発支援とともに、持続可能性への野心的取組みへの投資、技術移転、気候変動対策資金を歓迎する。
大統領は、
チャールズ・イギリス皇太子やハリファ・バーレーン皇太子兼首相など、
COP26に出席中の各国首脳と相次いで会談。
貿易、観光、教育などを議論。
世界銀行は、農業サプライチェーン強化を目的に、農村部の道路整備に5億米ドルを融資。
「10万km地方道路開発プログラム」の一環。
ドイツ政府は、
南部ゴールでの産科病院建設にドイツ復興金融公庫(KfW)が融資していた1,300万ユーロを、
無償資金協力による供与に変更。
ジャヤスンダラ大統領府長官は、コロンボ港の開発について、
当初は東コンテナターミナル(ETC)を日本政府からの円借款により開発する計画だったが、
大統領が長期ローンではなく投資で開発するよう日本とインドを説得し、
西コンテナターミナル(WTC)の開発に投資を得ることになったと述べた。
【同長官の発言】
・当初のECT契約では、日本政府から円借款を受け、日本がターミナル開発の契約を得ることになっていた。完成後、国庫からローンを返済するとして、インドと日本と合意していた。
・しかし大統領は、ローンではなく投資として開発するようインドと日本の両国を説得した。
国内の大規模事業にローンを借りることは、負債が大きすぎてできなかった。大統領は就任後、外国のプロジェクトには融資を認めず、投資とすべきだと指示を出した。
・大統領は就任後にまず、インドを訪問。インド政府からはECT協定の実施を要請された。
大統領は、友好国であるインドと日本が共同でこの事業を行うことに異論はないと述べた。しかし大統領は両国に、スリランカ港湾当局(SLPA)とともに投資による開発を求めた。
・彼ら(インドと日本)はこれを受け入れたが、反対事項もありWTCの開発となった。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
なぜこれに触れた発言をしたのかが???
報道で追っているだけなので何があったかは存じませんが、ひっくり返された側としたらたまったモンじゃないですよねぇ。
国際約束が一方的に破棄され、信頼は失った一件ではあったのではと。
在日本スリランカ大使館は、
11月9日(火)に日本の海外旅行会社とスリランカのインバウンド旅行会社の
オンラインマッチング会合を開催。
参加申込はこちら→ https://forms.gle/aRDQwWypXdGZwyrA6
国営 セイロン電力公社(CEB)のフェルディナンド会長ほかは、
議論を呼んでいるユガダナビ発電所と液化天然ガス(LNG)プラントのアメリカ New Fortress Energy Inc (NFE) との取引は、
スリランカにとって大きな投資機会であり、発電の長期的メリットを考慮する必要があると主張。
【同会長の発言】
・スリランカは低コストのLNG発電やグリーンエネルギーなど、新しいコンセプトと技術による中間エネルギー源に転換すべき。ユガダナビ発電所での中間エネルギー源への転換は、政府にも国民にも有益で、短期的な問題は無視してこの投資を通じた利益を得るべき。
・国民の電力需要を満たすには低コストで発電所を建設する必要があり、遅れれば電力料金値上げは避けられない。
・電力需要は急増し、発電コストも高騰。現在の電力料金は 16.65ルピー(約8.33円)/kwhと政府が安価に抑えているが、実際の電気代は23〜24ルピー(約12円)/kwh、来年はさらに上がるだろう。
・抵抗を含む様々な理由で成功しなかった発電プロジェクトにより、国は多くの有益な機会を失ってきた。将来にわたる電力の安定供給実現には、発電方法の改善が重要。
【Lanka Electricity Company (Pvt) Ltd 会長の発言】
・ユガダナビ発電所の投資が成功すれば、産業界が低コストで電力を消費でき、スリランカが国内外の投資家に魅力的な工場になる。
*同社は民間配電企業
【CEB幹部の発言】
・最終消費者への安価な電力の供給は、費用対効果の高い発電方法があって初めて可能。
・CEBのどの労働組合も、ユガダナビ発電所への懸念の協議を要求してきていない。反対者に技術的なプロセスやメリットを説明する用意がある。
・停電は発生しない。労働組合の脅しを真剣に受け止めるべきではない。
たとえ修理目的でも、通知があるまで電力供給を停止しないよう通達を出した。電力は必要不可欠なサービスであり、CEB労働者の休暇も取り消している。状況を注意深く見守っている。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
CEB、経営陣と労組が真っ二つ。
会社の方針を社員が聞かない、ってのが普通、と思われちゃうのもなぁ。
Micro Electric International (Pvt) Ltd と Hypro Holdings (Pvt) Ltd は、
韓国 Lodule International Ltd と、
スリランカでの携帯電話組立て製造目指すため覚書(MoU)を締結。
・韓国 Lodule 社は、スマートフォンのアクセサリーやLCTパネルを製造、世界主要携帯電話メーカーやテレビメーカーに供給。
・Lodule社が携帯電話組立てに必要な機材をスリランカに設置、監督指導に韓国人エンジニア多数を派遣して技術をスリランカ側に提供する。
・輸出も視野にスマート4G携帯電話の組立・製造を目指す。将来的には5Gスマートフォン、液晶テレビパネルの組立ても目指す。
・金型や一部機器はすでに輸入済で、2021年12月までに初となるメイド・イン・スリランカの携帯電話「Hypro」を3万ルピー(約1.5万円)以下で販売したい。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
まずは?携帯電話の組立てから。
記事を読むに、韓国企業がドンと投資するわけではなく、スリランカ側が資金や運営は準備するから、技術などソフトを韓国企業から入れてくれ、との協力かな、と。
ベトナムもサムソンの携帯電話の組立て工場が入って、一気に巨大工場が3つくらいできたんですよね。輸出額の多くも携帯電話が占めるようになって。
IT企業 Digital Reality (Pvt) Ltd は、
コロンボ市内オリオンシティITパークにスリランカ初となる最先端高密度データセンターを開設。
【参考】2021年3月12日のニュース
マレーシア人が保有するイギリス法人 Hobbify China Ltd は、
中部州ナワラピティヤの200エーカーの土地で、ドリアンの有機栽培事業を開始。
3.4億ユーロを投資、高付加価値ドリアンの輸出を目指す。
・同社はスリランカ企業 In The Nature Ltd 社を買収。
In The Nature 社は大実業家ダンミカ・ペレラ氏が所有し、スリランカ土地再生開発公社 (SLLRDC))からこの土地の35年間リース権を保有。
・未活用のパームプランテーションの土地に、ドリアン1万本を栽培する計画。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
ダンミカ・ペレラ先生、恐るべし。
前も農業系(カカオ)で動いていたな、農業推し???
【参考】2021年6月2日のニュース
スリランカのポリティカルニュース
11月2日(火)、与党 SLPP は党創立5周年記念大会を開催。
首相は、
「我々は今、国民の声に耳を傾けなければならない。政権を取っても国民のなかで政治活動を続けなければならない」
と述べ、危機感を表した。
【首相の主な発言】
・2019年の大統領選挙で我々が勝利した頃、若者たちは自分でペンキを買い、壁に「これまで見てきた政治で国を汚さないでほしい」と書いて自発的に訴えた。今日、その若者たちはどこにいるのか。
その若者たちが今、パスポートオフィスの出国待ちの列に並んでいるのではないか。 彼らが戻ってきたいと思う政治を行う必要がある。
・教師の抗議行動のエスカレートは、我々が(政権奪還後に)政治から一歩引いていたため。
農民のデモ行動も、我々が彼らのなかで活動していなかったため。
・我々は人々の声に耳を傾けなければならない。政治が離れれば、敗れた野党勢力が混乱を狙って一般市民に入り込もうとする。SLPPの定着には、政権を取っても政党として国民のなかで政治活動を続けなければならない。
・我々は政府の役人の仕事を待ってはいけない。政策声明「繁栄と輝きの展望」に書かれた政治ビジョンを実行する任務がある。
・我々に投票してくれた人々が困難な状況にあると理解する必要がある。人々は政府がやっていないことでも政府を非難するが、我々はそのようなことはしない。
・内戦や連続爆破テロ事件の後、私は政府にいたときも野党にいたときも現場に行き、人々の疑問や感情に向き合ってきた。今、そのような政治が必要であり、SLPPはその責任を果たさなければならない。
・前政権では、国の安全保障は考慮されず、仏教徒は尊重されなかった。ミレニアム・チャレンジ・コーポレーション(MCC)が締結されようとし、我々は止め、すべてを覆した。どんな困難にも立ち向かう覚悟で臨んだ。その背後にある政治を国民に説明する責任を負わなければならない。
・独立の確保に払われた犠牲は誰も語らない。語るべきことはないと国民は知っている。
SLPPは、ノルウェーによる “タミル・イーラム解放の虎(LTTE)” との停戦、人権に関する国連決議、MCCなどから国を救い、決して国を裏切ることはない。国を救うために戦争に行った指導者であり、国を守るために信頼されている。政権与党として国の状況を明確に把握する必要がある。
・我々は国会で 2/3 の多数派を確保し、タミル人やイスラム教徒のうちの過激派政党に踊らされることはない。国民は私たちを信頼した。
国民が与えてくれた歴史的な勝利に対して、国民が我々に何を期待していたのか、理解する必要がある。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
記事の書き方にもよるのですが、
コロナを言い訳にした感じはなく、「お前ら、国民のために働いてないぞ」と言い続けていると読める。
先週の日本の選挙も、勝った候補者は普段から「ドブ板」「辻立ち」を継続している方、けっこういますよね。
「内戦に正面から立ち向かった」ってのはラージャパクサ家のアイデンティティになってるんだな、と改めて。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
トラちゃん、
ツイッター使えないから自分で作る、ってスゴいけど、、、
ストゥティ! (ありがとう!)
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