スリランカ中央銀行発表 〜 対外セクター概況(2021年10月)

アーユーボワン!

中央銀行は、2021年10月の輸出入、外貨獲得状況、為替レート変動の概要を報告する「対外セクター概況」を発表。

中央銀行プレスリリース。
【参考】External Sector Performance – October 2021

概要&和訳↓。

【概要】

2021年10月の貿易収支は4.95億米ドルの赤字。前年同月の 5.09 億米ドルの赤字から縮小、前月とはほぼ同額。
 輸出額は月間として過去最高、前年同月比+40.4%の12.00億米ドル、輸入額は同比+24.3%の16.94億米ドル。

2021年1〜10月累計の貿易赤字は、前年同期比▲34.1%の64.98億米ドル。
 累計輸出額が前年同期比+22.1%の101.34億米ドル、輸入額は同比+26.5%の166.32億米ドル。

(1)輸出入
輸出額は月間として過去最高を記録、5か月連続で10億米ドルを超える。
 前年同月比で、繊維衣料品、食品・飲料・タバコ、石油製品、ゴム製品など工業製品の主要輸出品目が大幅に増加したほか、農業品も増加。プラスチック関連品や鉱物資源が減少。

輸入は前年同月比で大幅増。
 砂糖の輸入が減少した食品・飲料の減少により、消費財の輸入は減少。一方、燃料や繊維関連品の輸入が大きく増加。
(2)観光客、国外送金

・出稼ぎ労働者からの国外送金は前年同月比▲49.7%の 3.17億米ドル、減少が続く。
 2021年1〜10月累計では、前年同期比▲13.8%の 48.95億米ドル。
 国外での就労を目的とした出国者数が、前月から28.2%増加。

・2021年10月の観光客数は 22,771人。増加を続ける。
 2021年1〜10月累計では60,695人(前年同期:507,311人)。
(3)外貨、為替
2021年10月末の総公的準備金は 23億米ドルに減少。
 総公的準備金と銀行セクターの外貨資産を合わせた総外貨資産は56億米ドル。

・2021年4月以降、為替レート(*公式)は9月初めを除きおおむね安定。
 2021年初めから12月20日の間、ユーロ、英ポンド、豪ドル、インドルピーに対して下落。日本円に対して上昇。

【中央銀行プレスリリース和訳(仮訳)】
あくまでも筆者作成の仮訳であり
 翻訳の正確性や内容には

 一切の責任を負いません。

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