ニュースで知るスリランカ 〜 2020年5月25日

一応軟禁生活66日目。昨日に続き、今日も外出禁止令絶賛発令中。

今日はラマダン明けのお祭り、イード・アル・フィトル。
スリランカのメディアも休んでるな。。。ウェブ記事もほとんど更新されていない。
サボりのチャンス、ではなく、 少し前に掲載されていた記事などかき集めてお送りします。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,141人(前日比52人増)、死者 9人(増減なし)。
ガツンときた。49人がクウェートから、1人がインドネシアからの帰国者で、2人は海軍。

ここ 1か月の日ごとの感染増加数。
昨日がすごいけど、一般ピーポーからは感染者は出ていない。

スリランカのビジネスニュース

5月23日(土)、大統領はインド・モディ首相と電話会談。
インドの支援によるスリランカ国内での開発プロジェクトを加速する必要があると合意。インド民間セクターによるスリランカへの投資促進を議論。

インド Hindustan Times の記事ですが、写真が大統領じゃないやんけ。。。

この電話会談の中で、大統領はモディ首相に対し、南アジア地域協力連合(SAARC)の枠組みのなかで、4億米ドル(約 2.4億円)を追加した 11億米ドル(約6.6億円)の特別通貨スワップの提供を依頼。モディ首相は、支援の準備があると回答。

セイロン商工会議所は、経済復興・貧困撲滅担当の大統領タスクフォースに、セクターごとの経済復興に向けた提案を提出。

以下各セクターで、「即時・短期」と「中長期」の対策・提案をまとめている。
・農業
・アパレル縫製
・キャピタルマーケット
・建設不動産
・デジタル経済と電子政府
・食品飲料品製造
・ヘルスケア
・観光
・貿易(製造業・国際物流を含む)
・ノンバンク金融
・プランテーション
・通信
・その他関連法制度の改善(労務・税制・破産倒産・電子取引促進など)

昨日のニュースで、「中央銀行副総裁は、今年に入って続いている紙幣の増刷が経済の過熱やインフレ率上昇を招くことはないと発言」をご紹介しましたが、その詳細。

副総裁は以下を述べて、中央銀行の紙幣増刷を擁護。
・現在のような例外的な状況に直面した場合、銀行システムに十分な流動性を提供することは世界中の中央銀行の第一の責任
・ロックダウン中にも国民が貨幣を入手できるようにすべき
・介入は最低限にとどまっており、インフレ圧力もない

アマラウィーラ 電力エネルギー大臣は、
セイロン電力公社(CEB)に損失は出ているが、電気料金を値上げするつもりはないと発言。

5月22日(金)のニュースで、大統領と国営製薬会社トップの協議をご紹介しましたが、そのなかで、
雇用者信託基金(Employees Trust Fund (ETF)、主に退職金の積立)の資金を医薬品製造に投資する可能性が議論にのぼった。

社会保険の積立金の運用として、ということになりますね。
初期投資に使って、製造した医薬品を国内向けに国が買取り・国外向けに輸出販売して回収、というストーリーかな。

大手ディベロッパー Prime グループ(Prime Lands (Pvt) LtdPrime Lands Residencies (Pvt.) Ltd ほか)は、Moody’s Investors Service のグループ会社である信用格付け企業 ICRA Lanka Ltd から、スリランカの不動産企業として初めて、「A- Stable」の格付けを受けた。

Prime Lands (Pvt) Ltd 社は創業25年目。コロンボ市内でもこの会社のロゴのコンドミニアムはよく見ますし、コロンボ 7 ですごい高層マンションを建設中。
この記事は、同社のリリースを記事化している様子。ICRA Lanka Ltd のウェブサイトでは、格付けは 3月に発表されているようなので、、、このまま前向きに受け取るわけにはいかないような気が。。。

Victoria’s Secret が北米の店舗 25% を閉鎖。
スリランカのアパレル縫製企業に影響でるなあ。

スリランカのポリティカルニュース

イード・アル・フィトルにあわせ、大統領がムスリムにメッセージ。

「過激派の教義はイスラム教の本来の価値観に反していると、真のムスリムは理解。太古の昔からスリランカにいるムスリムの兄弟が、少数の過激派の行為によって傷つくことはあってはならない。」

スリランカの民族と宗教は、(偏見や思い込み、感情などを含め、)国民の気持ちの奥深いところで、本当に機微な点がある。難しいですね。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

納豆食べたい。。。(そこ!?)

一応軟禁生活は続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

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