経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年8月9日

アーユーボワン!

日本を含め、こんだけスリランカが国外で報道される
ことないよねー。国会議員選挙だから、そらそうか。

読むのがめんどくさい。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,841人(前日比 2人増)、死者 11人(増減なし)。

スリランカのビジネスニュース

首相が、国会議員選挙勝利への
安倍総理からのお祝いに謝意。

同じく中国・習近平国家主席にも。

新政権の日本・中国・インド・アメリカとの
関係について、日経アジアンレビュー紙の記事。

今回の国会議員選挙で SLPP が得た決定的な委任状は、ラージャパクサ家がより強固な外交路線を描くのに十分な政治的安定をもたらすだろう。
 スリランカのベテラン外交官は、「今回の選挙で外交政策をめぐる党派間の争いがなくなった」と述べ、中国・インド・アメリカとの外交関係で不一致が目立っていた前連立政権に言及。

・スリランカが中国に傾いたのは(首相となる)マヒンダ大統領時代。インドによる数十年間の影響力に終止符が打たれた。
 北京は、軍事アセットを投入してスリランカの30年に及ぶ内戦を終結させた後、内戦で疲弊した経済の復興に数十億米ドル相当のインフラ融資を提供。
・今回の総選挙はこれを想起。外国資金によるインフラ整備や援助は政治的な餌となっており、ラージャパクサ兄弟の新政権に早期の外交政策上の課題となるだろう。

・選挙直前、ラージャパクサ陣営と関係を持つコロンボ港の労働組合が、インド・日本・スリランカが合意したターミナル開発阻止への抗議行動を開始。
 同様に選挙キャンペーンのなかで、アメリカ政府のミレニアム・チャレンジ・コンパクト(MCC)による 4.8億米ドルの資金支援契約への署名に反対する発言。
・コホナ元外務次官は、選挙で明らかになった国民感情を無視するのは難しく、「日本とインドにターミナルを渡さないよう政府に圧力がかかり、政治的ムードは完全にMCCに反対。「不動産」の一部を渡す外交政策は許されないという反応」だと言う。

・地政学専門家は、「デリー・東京・ワシントンは、コロンボが北京から常時、米ドルの投入を受けていることを理解する必要がある」と述べる。スリランカは 880億米ドル経済の生き残りのため、金融ライフラインを必要としている。
・2024年までに必要な年間平均40億米ドル以上の対外債務支払いから、インドと中国に救済を訴えている。中国はすでに5億米ドルを融資、インドは4.5億米ドルを約束。
日本はスリランカの債務の10%を保有、シェアは中国に匹敵しており、この方程式のなかで対応を求められるだろう。東京は、「日本はスリランカの長年の友人として、インド洋地域のハブとしてさらなる発展に向けたスリランカの努力を引き続き支援していく」とツイート。

スリランカ輸出開発委員会(EDB) は、
(国家輸出戦略(NES)の実施を継続しつつ、)
輸出業者のキャッシュフローを確保して、
コロナ危機後のグローバル市場での競争力を
強化できるようにする提案を政府に提示予定。

医療器具販売・プランテーションなどコングロマリット、
Sunshine Holdings PLC 社 は、
製菓企業 Daintee Ltd を 17 億ルピー(約10.2億円)で買収。
Sunshine Holdings PLC 傘下の
Watawala Tea Ceylon Ltd社 が全株式を取得。

Daintee社は、チョコレート・ビスケットなど
菓子のほか、紅茶製造も手がけている。

Kida
Kida

企業買収の規模感が
ちょっとわかるかと。

スリランカのポリティカルニュース

全225議席の政党別獲得議席。最終。
ビジュアルちっくに。

新内閣は 8月14日(金)に発足予定。

・情報筋によると、閣僚 26人と国務・副大臣 40人で構成される見込み。
・2~3ポストがSLFPに提供されるほか、シリセーナ前大統領とニマル・シリパラ・デ・シルバ前運輸大臣、現在の暫定政府の閣僚 15人は内閣入りする可能性が高い。

225議席を争った国会議員選挙の結果として、
SLPPが 145議席を獲得、
旧与党 UNP がはわずか 1議席、
UNP から離脱した SJB  が野党第一党、
となった結果は、スリランカ政治地図に
大きな変化を示している。

・選挙結果には 2つの注目すべき傾向。
① 独立した政治団体としての少数民族政党の減少。
 スリランカ国会で、主要かつ最も声高に主張を展開する少数民族政党 タミル国民連合の主要政党 Illankai Tamil Arasu Kachchi(ITAK)は前回の16議席から10議席に議席を減らした。北部と東部の6議席を確保したが、うち2議席はSLPPと同盟。
 タミル勢力の分断は、ムスリム政党の減少と並行。ムスリム政党は、(同盟なしで)単独で争った選挙区ではわずか 2議席の確保。
② 新国会の二大政党となる SLPP と SJB は、伝統的二大政党からの離脱によって結成されたごく最近の政党との事実。2つの新党はスリランカ政党制度の新秩序を象徴。

・スリランカ政治の劇的な変化には、4つの要因が考えられる。
① 前連立政権の悲惨な失敗
② SLPP が持つ非常に魅力的な「ポピュリスト」としての側面

 強力な指導者に率いられた強力な国家とのスローガンは、シンハラ・仏教の愛国主義的な象徴として表現。
③ コロナ対策への効率的な処理
 軍の参加を得て、大統領自身が対応する効率的な新政府の形態が価値ある新しい政治モデルになると確信。また、麻薬組織との戦いの成果も。
④ SLPPが公約した急進的な改革パッケージの待望
 国民が、安全保障・法と秩序・政治的安定性・体制の継続性・経済的繁栄・宗教的道徳的再生を最優先するポスト民主主義的政治秩序を緊急に必要としていることを示唆。

ラージャパクサ政権に、
欧米諸国から内戦中の人権批判が
続くことに対する、
スリランカ国民の疑問の声。

欧米諸国はスリランカを客観的に見ていない、
欧米からの私たちの指導者への祝意を見たことがない、
テロリストによってどれだけ苦しんできたことか、
等々

Kida
Kida

ラージャパクサ一族は
内戦を終結させた英雄であり、
その人気を垣間見るツイート。

こういう欧米諸国との関係って、
カンボジアとかアフリカに
通じますね。で、中国ドーン。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

矢野顕子さんに。。。

ストゥティ! (ありがとう!)

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