経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年8月15日

アーユーボワン!

スリランカのファッションショー。
モデルはシュッとしてるのね。
男性の衣装の世界観がわからん。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,886人(前日比 4人増)、死者 11人(増減なし)。

スリランカのビジネスニュース

8月10日(月)〜14日(金)の週、
コロンボ株式市場(CSE)は上昇。
11日(火)〜14日(金)の4日続伸、
14日(金)終値は 3月10日以来、
5か月ぶりのの高水準に。

株式指数(ASPI)は 5,260.29。
前日比 0.5%、前週末比 1.6% の上昇。

2020年7月の輸出額は、
1月以来半年ぶりに10億米ドルを突破。

スリランカ輸出開発委員会(EDB) 会長は、「2020年7月は、今年最大となる輸出額を達成。スリランカの戦略的立地、信頼性の高い製造・輸出の拠点、コロナ対策への政府の積極的かつ迅速な行動が、グローバル顧客のニーズを満たした。一方、アメリカやヨーロッパでコロナ危機が再来する可能性があり、年末に向け慎重に見る必要がある。」と述べた。

・税関統計によると、2020年7月の輸出額は、前年同月比 11.3%増、前月比 20.3%増の 10.9億米ドル。
 国内外でのコロナ対策規制解除の動きと一致。前年同月比での輸出増は、ヨーロッパ(21.2%)、南アジア(11.5%)、中東(8.9%)。
 最大輸出先のアメリカは、前年同月比 5.7%増の 2.6億米ドル。
個人用防護具(PPE)の需要増により、アパレル・繊維生地、ゴム及びゴム系製品の輸出額が大幅に増加。2020年7月のPPE関連輸出額は 1.2億米ドル。
 紅茶は、前年同月比 17.6%増の1.3億米ドル。

大統領は、15万人への雇用提供プログラムの
実施再開を決定。
総選挙期間中は中断していた。

採用対象となる、未就労の学校卒業者は5万人。
残り10万人は、最低所得層家庭から選定。

アルトガマゲ農業大臣は、農業事業開発の
国内投資家に税制優遇措置を提供していると述べた。

【大臣の発言】
・コロナ危機により世界的な食糧不足が予想され、輸出が可能となるよう農業を発展させる必要がある。
・スリランカで栽培できない果物はないが、毎年約260億ルピー(約156億円)の果物を輸入。食糧を栽培できれば輸入額を削減できる。
・政府所有の土地約20万エーカーは、栽培に使われていない。
農業省として、果物と野菜の栽培、国内乳業の増産に力を入れる。

カブラール 金融・資本市場・国営企業改革担当大臣は、
財務省が経済復興と債務管理への道筋を描くとともに、
政府は、投資家の信頼回復とビジネス環境改善を
推し進めると述べた。

【大臣の発言】
・SLPPによる地滑り的な勝利は政治的安定性を示し、投資家や経済界の信頼を回復させるもの。
全省庁は、大統領のマニフェストにより「To Do」リストを持つ。その進捗状況は成果ベースで測定され、実行に移す必要がある。言い訳をする時代は終わった。

・大統領のビジョンは国民中心の経済であり、経済再構築には国民の幸福にも焦点を当てる。
・計画の経済復興は国中に裨益する必要。1人当たりの所得を増加しつつ、インフレと失業率は低下させなければならない。
・金融の安定が重要であり、国内の起業家や中小企業を支援しつつ、ルピーの安定、財政赤字削減、競争力のある水準での金利保持が必要。
資本市場の発展、資本流入を可能にする政策を導入。
 現在2億米ドルに減少している政府債券市場は、2017年末までは 34億米ドルの投資があった。財務省は政府債券市場の拡大を進める。
・財務省はまた、スリランカのハイテク製品産業の立ち上げを支援。

アベイグナワルデナ 港湾・海運大臣は、
経済再生の鍵となる港湾・海運セクターの変革を約束。
南アジア地域で最も強い港湾の開発に楽観的な見方を表明。

【大臣の発言】
・690万人以上が大統領に投票、国会議員選挙では 2/3 以上の多数を得た。
 政府としてその責任を果たす。目標は、港湾・海運部門を南アジア地域で最も強いものにすること。
・国家政策フレームワークに沿って、港湾・海運省機関がコロナ危機後の経済再生に積極的に貢献すると保証。
・大統領、首相、SLPP 創設者 バシル・ラージャパクサ氏大統領が、港湾・海運部門を未来の高みへ発展させるため、自分の能力を信頼して(任命して)くれたことに感謝。

スリランカでの高層垂直居住空間は、
持続可能な生活への手段となるのか?

・コロンボにはここ数年で高層ビルが急増し、大都会と化している。
 コロンボの建設地域は、1995年の 41㎢ から 2017年には 28㎢ まで大幅に増加、非建設地域は 125㎢ から 10㎢ まで縮小。スリランカの都市部拡大は注目に値するが、コロンボで適切な住宅をみつけることが難しい。

・土地不足から、高層階の垂直居住は、手頃な価格での住宅を探す平均的なスリランカ国民にも現実的な選択肢。
 ライフスタイルの変化もあり、土地付きの独立(戸建)物件から、大都市や郊外のコンドミニアムの選択に。
・垂直都市に近い形態として、複合用途開発プロジェクトへの関心が高まっている。一般的に大規模に開発され、敷地内に複数用途(オフィス・住宅・小売など)を組合せ。この構造は、居住者が買い物やレジャーなど日常活動を離れることなく行うことができ、渋滞や過密、住宅問題の解決策になるかもしれない。
・価格や安全性などの懸念はあるが、建築スペースが急速に不足している今、残された道は上に行くしかなく、「バーティカル・リビング」は持続可能な生活の未来に向けた正しい一歩なのかもしれない。

Kida
Kida

記事中に、ここ10年の住宅価格
の推移がグラフであります。
コロンボでの価格高騰、
コンドミニアム価格の上昇が
わかります。
10年前から比較すると
大きな値上がり。

一方、ここ2年くらいの、
特に市中心部のラグジャリー
向けコンドミニアムは、
これから価格が上がるのか、
となるとそうでもない気が。

土地不足は事実なので、
郊外でのスリランカ人
ミドルクラス向け住宅が
必要なのかな、というのが
個人的な実感。

中国人のスリランカビザ申請が中国語で可能に。
英語不要。

インドは、ベンガル湾東部グレート・ニコバル島に
1,000億インドルピー(13.3億米ドル)の投資による
積替港開発を計画。

・モディ首相は、アンダマン諸島・ニコバル諸島の立地には競争力があり、政府が重視する貿易促進と海上物流簡素化の中心であることから、港湾開発のハブとして選ばれたと述べた。
この積替港は、現在の地域の主要積替ハブであるコロンボにかわるものとなるだろう。

グレート・ニコバル島、ここ↓。

ここ。
Kida
Kida

ホントに開発するのかね???
海底ケーブルの計画もあるよう。


インドからもちょっと遠いよね。
でもホントに開発されたら
インド向けはそれなりに移りそう。

スリランカのポリティカルニュース

大統領は、8月20日(木)午後、
新政府の政策声明を発表予定。

8月12日(水)に発表された新閣僚について、
・人数を 25人に制限したこと、
・所掌政策を専門家の助言を得て科学的に配分したこと、
から従来政府と大きく異なるアプローチを評価。

政府のアジェンダと政策の優先順位を
国民に知らせるものとしても評価。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ズバッと。

ストゥティ! (ありがとう!)

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