経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年5月24日

アーユーボワン!

第?回ロックダウン選手権、第3日。
明日は中日。日中は一旦解除(のはず)。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者164,201人(前日比2,959人増)、
死者 1,210 人(前日比 32人増)。

野党 SJB のプレマダーサ党首夫妻が
コロナウィルスに感染。
妻が症状を示して検査し陽性と判明、
自身は無症状とツイート。

陸軍は感染者向けの中間ケアセンター
(ICC)、112か所の建設を進める。
ベッド数は計 2万床。
使用するベッドの組立てや寝具の縫製も

陸軍が作業。

スリランカのビジネスニュース

2021年4月、経済誌 LMD などによる
経済見通し調査 LMD-Nielsen Business
Confidence Index(BCI)によると、
経済状況を取り巻くセンチメントは低下。
今後12か月間に経済状況が改善するとの
回答者は 27% にとどまり、
前月調査時の約半数から大幅に減少。

コングロマリットHemas Holdings PLC
2020年第四四半期(1〜3月)決算を発表。
レジャー事業を売却し、
文房具や個人用衛生用品などの消費財、
ヘルスケアのコア事業に集中。
医薬品や病院経営も堅調で好業績を記録。
【参考】2021年2月15日のニュース

【四半期】
連結売上高: 前年同期比 18%増の165.9億ルピー(約99.5億円)
税引前利益: 前年同期比 88%増の12.7億ルピー(約7.6億円)

【通期】
連結売上高: 前年同期比 7%増の645.0億ルピー(約387.0億円)
税引前利益: 前年同期比 100%増の56.7億ルピー(約34.0億円)

コングロマリット CIC Holdings PLC は、
2020年第四四半期(1〜3月)決算を発表。
引き続き好調なパーソナルケアと
ヘルスケアの部門に加え、
農業や畜産業が成長に貢献。

【四半期】
連結売上高: 前年同期比 34%増の90.7億ルピー(約
54.4億円)
税引前利益: 前年同期比 213%増の9.3億ルピー(約5.6億円)

【通期】
連結売上高: 前年同期比 22%増の372.3億ルピー(約223.4億円)
税引前利益: 前年同期比 162%増の49.1億ルピー(約29.5億円)

Kida
Kida

大企業たちはコロナの
中でも伸びている印象。

ホテル所有経営などで
打撃の大きい観光業・
ホスピタリティを
事業セクターとして
持っていても、
ポートフォリオ、
多角化の一部、で、
ほかでリカバリーしてる
企業が多いなぁ、と。
一本足ではない
複数事業の複合企業、
というのがスリランカの
大企業の特徴かも。
どこでもそうか。。。

大統領が発表した化学肥料と農薬の
輸入禁止の影響を訴える寄稿。
【参考】2021年4月23日のニュース

・世界各国で過去30年間に、高収量品種の開発、化学肥料や農薬の使用、農場や水の管理の改善などの「緑の革命」によって農産品の収穫量が増加した一方、スリランカの農産品の収穫量は世界を下回る。
スリランカのコメの収穫量は、1950年代は 1,000kg/ha、90年代には 2,300kg/ha まで上昇したが、その成長は止まり、20年は 2,500kg/ha。
 他国との比較では、中国の7,056kg/ha、スペインの7,534kg/ha、トルコの7,910kg/ha、オーストラリアの8,771kg/ha。
・「第2の緑の革命」を起こさなければ、2032年に予測される国民 2,300万人と訪問観光客 500万人の食料の確保は困難になり、米不足に陥る。
プランテーション農業の紅茶の収穫量も同様。スリランカの紅茶収穫量は、1965年に949kg/ha、95年に1,493kg/haまで増加した後、20年には1300kg/haに落込み。
 インドの2,141kg/ha、ケニアの2,087kg/ha、ベトナムの2,315kg/ha、トルコの3,229kg/ha、イランの5,913kg/ha を下回る。
その他、ゴムやココナッツも同様。化学肥料や農薬の使用禁止は農産業に致命的な打撃を与える。

・現在のスリランカには、収穫量増加に「第2の緑の革命」が必要。第1次の緑の革命は、高収量品種の開発、化学肥料や農薬の使用に基づいていた。政府が進める「第2の緑の革命」は、量ではなく質を高める目的。有害物質に汚染されていない、環境悪化に寄与しない食品の供給を目指す。
この農業の緑化に向けた政府の政策は有機肥料の使用。一方、1960年代の緑の革命以前、主要農作物の収穫量は不足し、需要を満たせなかった。
 つまり、有機肥料を使用しても主要作物の生産量はすぐには増えない。生産量は減少し、米の輸入を余儀なくされるとともに、プランテーション作物の輸出量も減少する。
・化学肥料の使用禁止は今採用すべき最善の政策ではなく、慎重な計画のもとで一定期間をかけて行われるべき。

Kida
Kida

有機農業が収穫量を
上げるわけではない
ですからねぇ。。。
スリランカ経済は、
至るところ、分野で
「生産性」が課題に。

スリランカのポリティカルニュース

野党 UNP のウィクラマシンハ前首相は、
政府は経済よりも国民の生命を
優先しなければならないと改めて述べた。
【参考】2021年5月15日ニュース

【元首相の発言】
・コロナウィルス感染拡大への対策をとるために必要な調整ができていない。国境の閉鎖が必要であれば閉鎖し、必要な国民に救済を与えるべき。大統領と政府は、憲法の権限を行使してウィルスの蔓延抑制に必要な計画を立てるべき。
・政府を傍観していてはならない。政府は国民の健康と安全の確保に必要な対策を取らなければならない。
経済に集中して国民の生命を犠牲にしてはならない。中央銀行の紙幣増刷がルピーを下落させた。
・コロナ対策に新たな計画が必要。アストラゼネカ製ワクチンの1回目の投与を受けた人は2回目の投与を受けるべきで、政府は必要なワクチンを確実に購入しなければならない。
・政府が昨年に2億米ドルをワクチンに投資していたら、ワクチン不足は起こらなかった。外貨獲得だけを考える政府がインド人観光客をスリランカ国内に呼び込み、ウィルスがさらに広がった。

スリランカ全土で強風と大雨が続くなか、
空軍は捜索救助活動への対応を準備。

海軍もね。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

食いてェ!!!

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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