アーユーボワン！
第？回ロックダウン選手権、第2日。
昨日5月22日は “Republic Day”。
1972年5月22日、新憲法を制定、
国名が「セイロン」から
「スリランカ共和国」になった日。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者161,242人（前日比2,909人増）、
死者 1,178 人（前日比 45人増）。
ロックダウン中日？の25日（火）、
酒屋はオールクローズ。
酒は買えましぇん。
スリランカ国営医薬品会社（SPC） は、
今後6か月以内に各種コロナワクチン
3,000万回分以上を確保する見込みで、
12月末までに人口の半分以上に
コロナワクチンを接種見込みと明らかに。
・今年末までに以下のワクチンを受領予定。
ファイザー製：500万回分
ロシア・スプートニクV：1,300万回分
中国シノファーム製：1,400万回分
・アストラゼネカ製（インド生産）の購入出荷は協議中。
スリランカのビジネスニュース
中央銀行は、2021年4月の
全国消費者物価指数（NCPI）
総合インフレ率を発表。
【詳細はこちらのリンクへ↓】
中央銀行発表 〜 NCPI インフレ率（2021年4月）
中央銀行などによる
公式や統計の発表の
記事のご紹介方法を
ちょっとあれこれ
考えてみています。
スリランカ観光開発委員会（SLTDA）
トップが、イギリス BBC の
グローバル番組「The CEO Edit」に出演。
コロナ後の観光業界の戦略、
コロナ後に向けたスリランカの
観光地の取組みなどを語った。
【番組リンク】Experiences reshaping tourism
【SLTDAトップの発言】
・スリランカ経済において観光産業は重要な役割を果たす。
・観光産業再構築の重要な柱の一つはテクノロジー。世界の視聴者に向けた観光スポットからのライブストリーミングするなどに取り組むほか、デジタル化の促進により業界内で必要な登録業務やホスピタリティ従業員向け学校でのオンライン教育などを進める。
・外国人旅行者の希望は変化しており、健康ウェルネス、持続可能性、非消費行動の体験を織り交ぜ、ツーリズムへのコロナ後のニーズに応えるサービスを提供する。
【BBC記事】
・BBCの旅行サイトでは、「The Unsolved Mystery of Sri Lanka’s Stargate（スリランカのスターゲートの未解決の謎）」との記事を掲載。
・北中部アヌラーダプラの石壁の彫刻が「スターゲート」ではないかと噂に。
「スターゲート」は、古代に人間の宇宙への入り口と信じられていたもの。謎に包まれた「スターゲイト」は目的や意味が解明されておらず、将来、SFファンが有名になった彫刻を目的に訪れるかもしれない。
このインタビュー動画。
「スターゲート」の記事の出所。
スターゲートって？？？
キワモノっぽいですが、
使えるものは何でも
使え、ということで。
コロンボ・ポートシティ開発。
中央政府の権限との関係、カジノ、汚職、
他国との競争など。
【中央銀行元副総裁の発言】
・ポートシティの課題は、いかに最大限に活用するか。
・マカオのように中国本土と別の経済システムを採用するモデルが選択肢。独立しているとはいえ、最終的には北京中央政府の管理下に置かれている。つまりマカオの活動が国の利益を脅かすと見なされれば、いつでも中央政府がマカオの権益を取り消すことができる。
ポートシティも、政府が最終的な決定権を持ち、与えられたインセンティブを取り消す権限を国会が持つべき。
・ポートシティは独立した経済圏であり、国内他地域では行われていない多くの活動が行われる。そのなかには外国の富裕層が利用するカジノやギャンブルも含む。他国の例ではカジノビジネスの周辺で違法活動が増えており、厳格な監督と監視が必要となる。マレーシア・ゲンティンハイランドのカジノの取組みが参考となる。
・「スリランカ経済の転換点になる」と主張されているが、経済効果は過大評価されている。国民経済への貢献は、労働サービス、施設利用、賃料程度。
国が直面する経済問題に対処するには、高付加価値の雇用とハイテク輸出品の創出を目指す別の政策が必要になる。
【エコノミストの発言】
・ポートシティを完全に独立した経済特区（SEZ）として運営する構想案には何の問題もない。アジア各国に何百もの経済特区があり、必要な施策。
・スリランカが立地優位性を生かしてアジアの経済特区と競争するには、「アジアのベストよりも優れたもの」にしなければならない。
・懸念の一つは汚職。国際的なデータではスリランカは世界有数の汚職国との評価。ポートシティの経済活動は大金を使った汚職に門戸を開く。ポートシティの排他的な性質というよりも、法の支配の欠如、法執行能力と公平性の問題。腐敗と戦うことが必要であり、開発構想と戦うのではない。
・仮にポートシティが他国の特区より優れていたとしても、その成功は、ポートシティだけでなく国全体をどう評価するかにかかる。汚職の撲滅、ポートシティ開発手法の一部の国全体への拡大が必要。
カジノの話は
よく出ますねぇ。
記事でも会話でも。
スタートアップ向けインキュベーション
オフィスを運営する Hatch の
CEO兼共同創業者のインタビュー。
スリランカでの女性起業家や
経営者への支援について。
・歴史的に見て女性は地域社会での活動に大きな役割を果たしてきたが、女性が主導するスタートアップはまだ少ない。
・女性の起業家・経営者の課題として、「自己肯定感の欠如」は常に大きな問題。長年、女性は頭を下げてルールに従ってきており、自分の能力に自信を持てない女性が多い。小規模な家庭ビジネスを経営する女性は多いが、次のレベルに引き上げようとは考えない。
・また、コミュニティや家族からのサポートが得られない。多くの女性が仕事のほかに、家族や配偶者などからの責任を負っている。
・女性が直面するもう一つの課題は長期的なサポートがないこと。ネットワーク形成、経験豊富な事業家との長期の接触を通じ、定期的かつ長期的なサポートを受けられるようにすべき。
・Hatch は女性起業家に、理論的かつ実践的なビジネスの知識、スキルを身につけるプラットフォーム、他の女性起業家とつながる場を提供して支援。
・2020年3月から、女性起業家向けのインキュベーションプログラム「KickAss Bootcamp」を提供。5シリーズを通し、全国50人以上の女性経営者が参加。
様々な業界の女性メンター陣が、ファイナンス、ブランディング、ピッチ、マーケティング、運営、法務、交渉などの専門知識を提供。メンターは、KPMG、McKinsey & Company、ロンドン証券取引所グループ（LSEG）、D.L. & F De Saram、Capital Alliance (CAL) グループ などから選ばれている。
・プログラム卒業生のネットワークは、終了後も長期的な効果をもたらす。
・成功ストーリーとして、
アップサイクルで持続可能なジュエリーブランド “ALKE” によるコロンボ7 の高級ライフスタイルショップ “PR (Paradise Road) Concept Store” でのコレクション展示、
国内アーティストが創作するアップサイクル雑貨 “Elements by Safiya Sideek” のオンライン販売展開と国外顧客との商談など。
・”KickAss” の成功を受け、女性アクセラレータープログラム “AccelerateHer” を立ち上げる。女性のビジネス拡大、地域市場進出を目標とする。
・女性創業者企業に限定して投資するベンチャーファンド “HerCapital” を立ち上げた。男女平等が叫ばれるなか、資金調達の面ではまだ大きなギャップがあり、この状況を変える支援をする。
スリランカのポリティカルニュース
クマラトゥンガ元大統領の発言。
ポートシティ法案の国会可決につき、
「スリランカは外国の支配下に置かれ、
中国の植民地になる過程にある」と批判。
【参考】2021年2月19日のニュース
冒頭に紹介した共和国憲法は、
元大統領の亡き母、
シリマヴォ・バンダラナイケ氏が
首相在任時の1972年5月22日に採択。
【元大統領の発言】
・ヨーロッパの植民地主義に450年間耐えた後、我々の祖先は血と汗を流して1948年に独立、1972年には完全な独立（共和国としての地位）を果たした。今、そのすべてが損なわれ、中国の植民地になろうとしている。
・最高裁は法案が間違っているとし、国民はそれを批判している。（コロナ対策で）誰も外で話すことができず、多数が亡くなっているときに、国会はこの法案を秘密裏に可決した。
・（元大統領の父、ソロモン・バンダラナイケ元首相が設立した）SLFP の現在の指導者（＊党首：シリセーナ元大統領）は、党の原則と支持者を裏切っている。党は破壊され、残っているのは SLPP 政権の尻尾にぶら下がっている者だけ。法案の可決は SLFP が繰り返す裏切りの最後であり、彼らに国や党を語る権利はない。
人生にはムダも必要、な情報（今日のムダ）
ハゲしいスポーツなのね。
ストゥティ！ （ありがとう！）
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