アーユーボワン!
今日から新年度、
エイプリルフールでくだらないウソをつこうかと
くだらないことを考えている今日この頃ですが、
弊ブログ、満2年を迎えました。
*ホントです。
そんな今日からラマダンに入るらしい、
と時候のネタを考えていたら、、、
兄さん、それどころではありません、
ブレイキングニュース!!!
スリランカ経済危機、市民の反発
昨日3月31日(木)夜、
コロンボ南部ミリハナの大統領私邸に数百人の市民が集結、
バリケードを壊して敷地内に入ろうとし緊迫した状況に。
政府は軍を出動、
暴動鎮圧に市民に向けて催涙弾や放水銃を使用。
暴動の様子。動画あり。燃やされた軍の車両も。
出動する軍。ライフルを携行。
昨日深夜、コロンボやその周辺地域に
夜間外出禁止令を発令。
今日4月1日(金)早朝に解除。
暴動の後。
大統領府は、過激主義者が暴動を煽ったとして、逮捕者多数。
コロンボ北部ケラニヤ地区でも、抗議者が道路を封鎖。
日経英語版でも。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
大統領はここしばらく、この私邸を不在にしているよう。
こうなる危険を感じていたのか。
この近辺、これまで停電がなかった、って噂も。
「昨日夜、初めて停電した」ってツイートがありました。
真偽不明ですケド。
暴力はイカンですが、とうとう始まったか、と感じます。
目に見えて悪化する状況で解決策が示されず、
大統領にはまだ2年の任期が残ったまま。
この1か月ほど、トゥクトゥクの運ちゃんなど
見ず知らずの人から政府批判を勝手に話してくることが激増。
不満の高まりを体感するようになっていました。
昨晩の騒ぎは収まっているようですが、
これは「始まり」なんだろうな、と思ってます。
あと2週間で新年。ラマダンも重なる時期。
去年一昨年はコロナのロックダウン、今年は停電とモノ不足。
新年の前後で大きな動きがあってもおかしくないと不安。
2019年、イースターサンデーの連続爆破テロ事件も新年直後。
平和を祈ります。
以上、私見です。
スリランカのコロナ関連ニュース
今朝時点、スリランカ国内の
感染者:661,631人(前日比 178人増)
死者:16,477人(前日比 4人増)
スリランカのビジネスニュース
4月1日(金)の計画停電、日中夜間合わせて11〜12時間。
ワニアラシチ電力大臣は、
今日4月1日(金)夜にインドのクレジットラインによる
燃料を積んだ船舶が到着予定で、
明日4月2日(土)には国営 セイロン電力公社(CEB) に
燃料を供給できる見込みのため、
同日以降はある程度停電時間は減少するだろうと述べた。
電力省長官は、
4月4日(月)にさらにファーネス油も到着予定だと述べた。
同大臣は、
需要を満たす発電所の不足、水力発電用の水位低下が
長時間停電の原因だと述べた。
【同大臣の発言】
・コロナ危機や経済的混乱の前の2019年でさえ、乾季には4時間の計画停電を行っていた。歴史的にスリランカは、乾季には水位低下で水力発電量が減り、停電を経験していたと国民が理解する時。
すべての貯水池の水位が非常に低く、水力発電量は能力の20%にとどまる。
・2014年以降、電力需要に対応する発電所建設を実行してこなかったことが、今日の電力不足の大きな原因。
我々はインド政府にサンプール発電所(*東部トリンコマリー近辺)の建設を要請していたが、2014年の政権交代後にこの計画が頓挫。それから今日の電力障害が発生した。
・政府は国に必要な発電所を建設するよう対策をとっている。
・(国会議事堂は計画停電の対象外なのかとの質問に対し、)
そのような主張は誤りだ。
・港湾や病院、輸出加工区(EPZ)など重要施設では、3月30日(水)時点では停電していない。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
船1隻分はインドから入ってくるとして、
それも数日分でしょ、その後は?、
って話をしないですね、相変わらず。
そしてこの停電は、雨のせい、前政権のせい、
と自分の責任ではないと言いたがるのも相変わらず。
こういうこと↓をどうするのか。
終わりが見えないな。
再エネ発電所できるまでホントに数年このまんまか。
業界関係者によれば、
軽油を積載した船舶1隻がスリランカ近海に到達しているが、
船長は代金の前払いが完了するまでは
スリランカ海域には入らないと入港を拒否、
国際海域に停泊しているしている。
・大統領は外貨のリリースを保証したが、船長はこの保証を拒否。
・船舶がスリランカ海域に入った場合、政府が通関できないまま数日間放置される恐れ。
政府は荷受の遅れに伴う遅延料を支払う義務があるが、支払い資金はすぐに用意できるわけではない。
・このため軽油不足は数日延びる。
多くの国民が、停電、燃料とガスの不足に苦しんでいる。
財界団体セイロン商工会議所は声明を発表。
【声明の概要】
・電力と燃料の供給悪化は企業や市民に支障をきたす深刻な懸念材料。政府に電力と燃料の不足の解決に緊急に対応するよう要請する。
・電力供給や停電について、明確で透明性のある対話と十分な事前予告が必要。
スリランカ共同アパレルフォーラム(JAAF)幹部は、
燃料費や人件費の高騰により、
業界の事業継続に懸念が出ていると改めて表明。
【同幹部の発言】
・燃料不足は日々の生産に大きな影響を及ぼしている。軽油が不足し、停電時の発電機使用ができない。商品の輸送や従業員の移動にも影響が出ている。
・発注はフルに受けているが、納期内の納品は困難。中小企業などの工場は、長引く停電と燃料不足ですでに操業を停止している。
・スリランカ投資委員会(BOI)が運営する輸出加工区(EPZ)では停電しないと言われていたが、この24時間、EPZも長時間の停電に見舞われている。守られていない。
・この危機が直ちに解決されなければ、産業全体を危険にさらすことになる。バイヤーの信頼を失い、他の競合サプライヤーに発注が移れば、これを取り戻すことは非常に困難。
![Kida](http://www.yasumitsukida.com/wp-content/uploads/2020/04/dfuSPgad_400x400.jpg)
なんとかして輸出で外貨稼がなあかんのに、
停電と燃料不足で生産止まって輸出減るやん。
EPZでも停電きたか。
この政府、なんの約束も守れない。。。
スリランカのポリティカルニュース
4月3日(日)に有志による大規模抗議デモの計画が、SNS上などで発表されている。
野党各党の立場はさまざま。
・JVP と UNP は、主催者がよくわからない抗議デモに否定的で、説明が難しい抗議には危険があると警告。
・一方、プレマダーサ SJB 党首は、政府に反対して街頭に出るよう呼びかけるビデオを Facebook に投稿。
しかし、SJB や同党首を批判するコメントが多数寄せられている。
人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)
そうかもしれんけど。
ストゥティ! (ありがとう!)
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