ニュースで知るスリランカ 〜 2020年5月2日

軟禁生活43日目。

対コロナの最前線で奮闘するすべての「ヒーロー」「ヒロイン」へ、シャングリラ・ホテルが昨晩ライトアップ。
外出して見ることはできないけど、報道で広めてくれました。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 690人(前日比25人増)、死者 7人(増減なし)。

で、、、5月4日(月)予定でしたコロンボの 外出禁止解除、の解除、がまた発表されましたー。
5月11日(月)までリアルロックダウンの外出禁止が延長。 嗚呼。。。

5月4日(月)〜8日(金)はウェサック祭ウイーク、となってるし、仕方ないですよね。。。でもね、、、以下自粛。

そんなウェサック祭のガイドラインも発表。
仏教寺院に対して、人々が集まる対象となる、恒例プログラムの開催や神事対象物の設置をしないように求め、お説教はスピーカーで流すように。
国民には不要に家から出ないように。

先月にはお正月のお祝いを止められ、今回はお盆を止められる。我慢できない人多いやろうな。。。

ちなみに インドは 5月4日から2週間の外出禁止延長。

そんな中、今日のドネーション。

Sunshine Holdings PLC 社 のグループ企業、Sunshine Healthcare Lanka Ltd 社 が、PCR検査キット 480万ルピー(約 290万円相当)を寄贈。
Sunshine Holdings PLC 社 は、医療器具販売・メンテナンスを祖業に、小売・紅茶を含む農業・再エネなどの事業を展開するコングロマリット。SBIグループと提携関係。その医療部門からの寄付。

私立病院 Lanka Hospitals が COVID-19 基金に 670万ルピー(約400万円)を寄贈。

スリランカのビジネスニュース

中央銀行はコロナ対策支援として、
債務返済猶予 と 2か月分運転資金貸付(年率 4%)の要請提出期限を、4月30日から5月15日に延長。

また、有効期限が迫る 50万ルピー(約 30万円)以下の小切手につき、5月15日まで有効として取り扱うよう指示。

現在閉鎖中の コロンボ証券取引所(CSE) は、株価急落の場合、3段階のサーキットブレーカーを発動。
って、CSEのウェブサイトを確認したら、3月20日から実施されているルールだった。。。

Alibaba グループ 傘下の オンラインショッピングサイト Daraz Sri Lanka 社 が、出品者となる中小企業向けのマーケティング・販売促進支援プログラムを開始。
Daraz オンライン販売サイトでどう販売するか、小規模事業(スタートアップ)をどう始めるか、3,000万ルピー(約1,800万円)の補助金とともに支援を提供。

Daraz 社は、スリランカのほか、パキスタン・バングラデシュ・ミャンマー・ネパールと南アジアでオンラインショッピングを展開中の南アジア多国籍企業。2018年に Alibabaグループ傘下に。

「スリランカ最大のオンラインショッピングサイト」と謳っていますが、、、
(私が不勉強なだけかもしれませんが、)私の周りのスリランカ人は、オンラインショッピングには ikman.lk の名前を出します。
ただ、ikman.lk のサイトは見た瞬間に明らかに使いづらそうで即閉じたことがありまして、、、Darazの方がスッキリしてます。スリランカ人にはゴチャゴチャしてる方がいいのかも知らんが。。。

盛り上がりの兆しがあるオンラインショッピングで、物流・デリバリーなどどうしているのか気になっており、また調べてみようと思います。

そんな物流・デリバリー関連、続いては PickMe 社 のニュース。

PickMe で配送にあたる運転手に、毎日の検温を義務化。
PickMe 社は スリランカ全土の主要都市で 合計約 1,300台の車両運用の許可を取得。運転手は、手袋・マスクのほか、完全に覆われた靴や清潔な衣服などの着用を遵守。

PickMe って、いろんなレギュレーションとかある中でこれだけの人数を抱えて運営しているのが本当にスゴイと思う。ワーカーさんレベルのスリランカ人が運転手になってるわけで、その人たちが運用のルールを守って、そして「やめない」のはなぜか。やっぱ儲かるんかな。。。
トゥクトゥクなどの車両購入の元手をかけている人たちではあるけど、お金の支払いとか利用者の評価とか、いろいろと工夫しているんだろうと思います。とんでもない手間だろうけど。。。

そもそも仕事の前に面接に来ない人が過半数を占めるこの国で、、、そんな人たちに働いてもらうこの苦労。何しだすか予測がつかんからな、ホントに。。。
この辺は、スリランカなりのアレンジはありつつも、海外・途上国でのビジネスでは乗り越えないといけないですよね。。。

4月16日のスリランカ・ニュースでお知らせしました、
アジアの Forbes 30(30歳以下)に選出された Roar Media 社 が、Google News Initiative による アジア太平洋イノベーションチャレンジの 18社 に選定。
事実に基づいた正確で有益なコンテンツを発信しているとの評価。

スリランカのポリティカルニュース

昨日 5月1日は、スリランカの第3代大統領、ラナシンハ・プレマダーサ氏の命日。
プレマダーサ氏は、首相就任の後、1989年から大統領を務め、スリランカの民間人に与えられる最高位の勲章である「Sri Lankabhimanya」を初めて授与された。
1993年5月1日、内戦を戦っていた タミル・イーラム解放の虎(LTTE)の自爆テロにより暗殺。昨年11月に大統領選挙に立候補した サジット・プレマダーサ氏はその息子。

首相は、5月4日(月)に前国会議員全員(225名)を首相官邸に召集、コロナ対策などの国家課題について説明すると発表。

【訂正】5月1日(昨日)のニュースで、「国会を招集」と書きましたが、国会ではなく「前国会議員を招集したミーティング」でした。訂正いたします。

スリランカ人民解放戦線(JVP)は、この会合を欠席すると発表。
*2015年国会議員選挙でJVPの議席は 6。

コロナウイルスの感染をきっかけに、非感染性疾患(NCDs)の問題が急増する可能性。

2017年時点でNCDsによる死亡者数は 13万7,000人を超えており、主な死因は 心血管疾患、ガン、慢性呼吸器疾患、糖尿病など。要因は、不健康な食生活やアルコールの過剰摂取など。
ほかの途上国と比べ、スリランカのNCDsによる死亡率は 20〜30% 高い。ここにコロナ禍が加わり、通院が必要な人々が通院をできない、嫌がる問題が発生。

スリランカのカレー、スパイシーの辛いというより塩辛いのよね。。。夕食も遅い時間に食べるし、しこたま飲んだ後に力いっぱいご飯食べるし。
デブ率、 肥満率の高さは男女ともに相当のレベルにあるので、これも教育で改善の可能性があるのかな、と。

オーガニックで塩分摂取をグッと抑えられる簡単カレー調味料を開発して、それが「超クール!」とブランド化すれば、広まるだろうなぁ。
「マチャン、まだそんな塩辛いモン食べてるの??? だっさ!」
とか言うスリランカは夢だろうか。さっきの Roar のニュースサイトとかでそんな洗脳記事出すとか、タッグ組みたい。

Facebook に暴力的な動画を投稿した4人の学生を警察が拘留。
国家児童保護局(NCPA)は、就学年齢の子どもが投稿した Facebook や TikTok サークルで流行っている暴力的な動画への調査を開始。

私の個人的な体験(偏見)ですが、スリランカの子ども(小中学生)は大切に育てられている(← マザコンが多い。。。)せいか、善悪の区別がつかないケースが散見。性格が全般的に幼稚というか。
特に集団でいる時が厄介で、日本人を見て遠くから集団で「コロナ」と叫ぶくらいなら可愛いのだが、(コロナに関係ない頃に)歩道で突然後ろから大声で叫ばれる、突然背中を押される、突然石を投げられる、などをされたことがあります。

友達何人かでいると「それがただただ面白い」と感じるようで、アカの他人に迷惑をかけることへの思慮が中学生程度になってもわからない子が(一部)いるよう。
この動画のニュースも「ただ面白い」と勘違いしている子どもが大勢いて、ほかにも同様の投稿が増えていることが背景にあるのかな、と想像。

勤労意識の低さ、他人に迷惑をかけることへの理解の低さを見ると、こうした教育を学校ではやっていない、ということなんだろうな、と思っていて、そうした点でも貢献できることはないだろうか、と考えています。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

連日このグループ。バブルだったんだな。。。

軟禁生活は続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました