ニュースで知るスリランカ 〜 2020年5月7日

軟禁生活48日目。

昨晩から 5月11日(月)早朝まで、スリランカ全土で外出禁止に。ステイホーム。
外出禁止の闇は、明けるかな、明けないかな。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 797人(前日比26人増)、死者 9人(増減なし)。

ウェサック祭へ、大統領メッセージ。
今年は異例だけど、テレビ・ラジオを通じてお家の中で祝いましょう。

ウェサック祭では、コロナ危機の現場に対処している医療保健や治安の従事者にも光を。

アメリカ政府は、コロナウイルス対策として 450万米ドル(約4.8億円)を追加支援。脆弱な人々や中小企業の支援などに。
5月6日(昨日)のニュース中の、首相と大使の面談で表明、だったのかな。

アジア開発銀行(ADB)は、スリランカ国営医薬会社(SPC) に貿易ローンとして 2,500万米ドル(約26.7億円)の保証を提供。SPC は、医療用マスクなどの個人用防護具(PPE)、治療薬などを購入予定。

コロナウイルス対策基金に、8.9億ルピー(約5.3億円)の寄付が集まる。何に使っていくのか???

スリランカのビジネスニュース

スリランカ中央銀行は政策金利について、預金金利を 5.5%に、貸付金利を 6.5%に、それぞれ引下げ。

中央銀行は金融機関に対し、即座に貸出金利を引き下げるよう要請。これができない場合、中央銀行は引き下げのために適切な規制措置を取らざるを得ないと言及。

格付け会社 フィッチ は、スリランカの 2020年のGDP成長率は 2019年の 2.3% から マイナス 1% の縮小となる予想、と発表。銀行の経営環境が悪化しており、予想を上回る貸倒、国外からの資金圧力に晒される可能性。

大統領は再建への新たな経済モデルとして、医療ツーリズム高等教育機会の拡充
ホントか? このプレスリリースに書いてあるのだろうか。。。英文がみつからない。

ラナトゥンガ大臣(産業輸出・投資促進・観光・航空担当)は、スリランカ投資委員会(BOI)に対し、コロナ危機を原因とした、工場から解雇される労働者 及び 閉鎖する工場 が出ないよう対策を指示。

で、、、労働者の健康などのために保健衛生のルールの遵守が重要、個人用防護具(PPE)支援をUNICEFに要請、との記事が続くのだが、、、
それだけでは解雇と閉鎖は止まらないっす。。。 経済的な支援・優遇策もあるんだよね???

アジア経済の見通し。
やめてー、かつ、言うのは楽よね、の内容ですけど、、、悲観的に見ないとね。

IMFの “World Economic Outlook Report, April 2020” によれば、アジアの成長率は 2019年から2020年の間に5.5%から1.0%に低下、その後 2021年に 8.5% に急激な V字回復を遂げると予測。
一方で筆者は、コロナ危機・アジアへの経済的影響が長期化し、経済シナリオは L字型と予測。アジアの成長率は2020年に1~2%に低下、2021年も低迷を続ける可能性。

特にパキスタンやスリランカのような債務残高が対GDP比 80%を超える国は、財政的な余裕も為替のバッファーも限られ、大規模な景気刺激策は不可。その代わりに、新たなIMFプログラムを通じてマクロ経済を安定化させ、債務支払いの猶予、増税、歳入管理の改善を交渉する必要。
南アジアでは過度に逼迫した医療システムの改善も重要。遠隔医療と同様、公衆衛生支出をGDPの4%程度(現在から1%程度の増加)まで段階的に増加させる必要。
当面のパンデミックの脅威に対処した後、成長を高めるために貧困層向けの改革に取り組むべき。食料安全保障、ターゲットを絞った社会的セーフティネット、女性のエンパワーメント、小規模ビジネスなど。同時に、官僚的障壁の削減、汚職防止、貿易協定を通じた市場アクセス促進など、投資環境の改善が必要。

コロナ対策による政府の支援過程で、インドでは「アーダール番号」(インド版マイナンバー)を通じて 4月に 1.4億人の人々に現金を支給、との投稿に対して、
「だから国民の支払いプラットフォームの導入を、スリランカの中央銀行も進めないといけないんだよ」と。

First Capital グループ が、“Covid-19 impact on CSE sectors” として上場セクターごとの影響をレポートに。
この困難の中、情報通信セクターが利益を上げている一方、保険・銀行・小売・観光・建設などの各セクターは厳しい。医療関係には需要・利益が生まれる可能性あり。

観光省筋によると、政府はスリランカ航空とバンダラナイケ国際空港の運営再開に向けた検討を進めている。

いざという時、出国できる手段があると安心。

どっかのコングロマリットが「社長」を公募しています。
「どっか」がどこなのかは、、、わかりません! 社長になれるビッグチャンス!

すごい広告。。。

スリランカのポリティカルニュース

マンガーラ前財務大臣は、4月30日以降の政府支出については憲法上国会の承認が必要であり、現政府は支出する権限を有していないとして、国会の再開催を大統領に求めている。

政府は国会で承認された以上の借金をしても良いのか?
2019年10月に承認された 2020年 1〜4月の政府債務上限は 7,210億ルピー(約4,320億円)も、すでにこれを 1,200億ルピー(約720億円)超えてまっせ、と。

イギリスでは、ラニル・ジャヤワルダナ議員が通商政務官に任命。
(*ニュースでは「Minister(大臣)」とありますが、「Parliamentary Under-Secretary(政務官)」のようです。)
お名前みたらスリランカ人そのもの。お父様がスリランカ人とのこと。しかし 33歳って。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

いろんな意味で強いよ。自分の身は自分で守らんと。

軟禁生活は続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました