経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年12月17日

アーユーボワン!

昨晩コロンボへ戻ってまいりました。
空港のコロナ関連の入国チェック、ザル過ぎる。。。
飛行機から降りた後、30分かからず外へ!

日本で寒さと乾燥に慣れてきた頃でしたが、、、
ホットでウェッティなスリランカ。
エアコンはあまり入れなくても平気だったワタシ、なんですが、
今はドライを体が欲している。

1か月ほどお部屋を空けていた、ということで、、、
ニュース記事のチェックなんぞはそこそこに
とりあえず今日は掃除、掃除、掃除。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者577,724人(前日比 758人増)
死者:14,698人(前日比 21人増)

国内で新たに3名のオミクロン株感染者を確認。
12月3日(金)に初のオミクロン株の感染者が確認されて以来、合計で4名に。
【参考】2021年12月4日のニュース

保健ガイドラインを改定。
飲食店は席数の50%までの利用が可能となり、
結婚式も会場キャパの50%までの出席やアルコール提供が可能に。

スリランカのビジネスニュース

国勢調査統計局は、
2021年第三四半期のGDP成長率は▲1.5%の縮小と発表した一方、
続報として、同年1~9月の累計では+4.4%の成長と発表。
2021年1〜9月累計でのGDPは、
前年同期の6.7兆ルピー(約3.4兆円)から7.0兆ルピー(約3.5兆円)に増加。

中央銀行による1日あたりの紙幣増刷額が、
12月15日(水)、16日(木)と相次いで 4,000億ルピー(約2,000億円)を突破。

データによると、
中央銀行が保有する財務省証券(国債)在庫は
1.8兆ルピー(約9,000億円)を超えた
と推定。

シンクタンク Advocata Institute はイベントで、
スリランカ経済の復興に民営化による国営企業改革が必要だと主張。

【同機関の専門家の発言】
・スリランカの基本的な問題は双子の赤字。この問題の解決に着手する必要がある。国は深刻な債務危機に陥り、今後の債務返済能力には疑問が持たれている。
スリランカの国営企業は財政に深刻な負担をかけている。経済危機が頂点に達する今、これら赤字企業を存続させることはさらに不可能に。納税者の負担での存続は国の経済に深刻な影響を及ぼす。
2006〜20年の間、国営企業55社の累積損失は1.2兆ルピー(約6,000億円)の途方もない金額。
 Ceylon Petroleum Corporation (CPC)セイロン電力公社(CEB)、スリランカ航空、Lanka Sathosa Ltd国家上下水道公社 が出す損失の合計は、1日あたり約3.8億ルピー(約1.9億円、2019年)。

スリランカ航空 のような著名ながら赤字の国営企業を民営化することは、スリランカが改革に真剣に取り組んでいるとの信頼を投資家に与え、最良の解決策になる。
1997年当時、Sri Lanka Telecom PLC は赤字で、提供サービスは酷かったが、民営化された後の現在では良いサービスと雇用を提供、収益も2倍になり、政府にも数十億ルピーにのぼる配当金をもたらしている。国営企業の損失と出血を防ぐには民営化以外の選択肢はない。
・民営化が万能ではなく国やセクターによって異なるが、優れた規制当局の存在があれば、競争が起こり効率性が向上する。民営化の手段としては、国営企業のコロンボ証券取引所(CSE)への上場が適しており、株式市場が現在は政府が保有する大規模資本企業を活用できる。

現在の危機は「改革か滅亡か」の2つの選択肢を国にもたらしている。構造改革は緊急を要する。
・国有企業の最大の問題は生産性。30年以上にわたりスリランカの生産性は1%未満。韓国やベトナムは対照的で、スリランカが達成できなかった生産性の急上昇を経験。GDP成長には生産性の向上が必要。

Kida
Kida

こういうことなんでしょう。
成功例もあるのだし、これでやるのみ、のはずですよね。

Cargills (Ceylon) PLC は、
子会社の銀行 Cargills Bank Ltd に15億ルピー(約7.5億円)を追加投資。

金融ノンバンク First Capital Treasuries PLC は新規株式を公開(IPO)。
3億ルピー(約1.5億円)の募集に、初日の数時間で4.5倍の応募を得て募集を締切り。
【参考】2021年10月22日のニュース

LOLC グループ の損害保険会社 LOLC General Insurance Ltd もIPOを実施
約9.5億ルピー(約4.8億円)の募集を上回る応募により、初日で締切り。
【参考】2021年12月10日のニュース

同社は、2021年中のCSEで12番目の IPO となった。
いずれのIPOも初日に募集を上回る応募を得ている。

Kida
Kida

今年はIPOが急増。
株式市場(株価)は好調で、IPOも
「とりあえず応募しとけ。当たったら儲けもん」
って感じのブームだったようにも見えます。
調達した資金をテコに大きく成長する🇱🇰企業に期待しましょう!

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ためらいゼロでステキ。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました