経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年7月27日

アーユーボワン!

死ぬぞこれ。。。頭から入ってるなあ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 2,782人(前日比 13人増)、死者 11人(増減なし)。

スリランカのビジネスニュース

インド・スリランカ二国間の、特に経済関係のまとめ。

スリランカの巨大な海洋資源基盤とインド洋地域の分岐点に位置する地政学的な位置関係は、インドにとって深遠な意味を持つ。両国間には領土的な距離があり、相互の安全保障要件への対処には緊密な関係が必要。国益を促進する上で両国はお互いを必要としている。

【貿易】
・両国間の貿易関係は、相互依存を通じた外交政策形成の主要な側面。「南アジア自由貿易圏」と「インド・スリランカ自由貿易協定(FTA)」は、両国間の貿易関係に決定的な役割。
FTAはスリランカに、インド 13億人市場へのアクセスを提供、商業外交に弾み。南アジア地域協力連合(SAARC)諸国の中で、インドにとってスリランカは最大の貿易相手国。
 スリランカにとっては、インドは大きな投資国かつ貿易相手国の一つ。

【観光】
・インドの中産階級の増加により、スリランカはインド人観光客の人気の旅行先として浮上。インドはスリランカ観光部門の成長に大きく貢献。2018年に約42万人のインド人がスリランカを訪問し、観光客全体の18%以上を占めた。

【港湾・海上安全保障戦略】
・港湾・海運業は、両国に大きな可能性を秘める。島国のスリランカは、地域とのアクセスは主に港湾経由。
・主要な国際航路への近接から、スリランカの海運・貿易経済の改善に大きな可能性。
 コロンボとムンバイはアジアでも有数の貨物取扱量を誇る。コロンボだけでインド輸送貨物の43%を取り扱い、スリランカに直接の収入。
・両国間の防衛・海上安全保障協力も、二国間関係の重要な側面の一つ。

【コロナ危機に対する経済援助】
・援助は、隣国スリランカに対するインドの最も重要な外交政策。
・長年にわたりインドは、インフラ整備やコミュニティ開発によりスリランカの発展を支援。特に北部・東部の地方農村インフラの改善と向上を重視。5万戸の住宅建設プロジェクト、8億米ドルの融資枠による北部鉄道建設、津波被害を受けた南部鉄道の再建支援、救急車サービスへの無償資金援助など。
・コロナ危機のなか、インドはスリランカに 12.5トンの医療品を寄贈したほか、4億米ドルの通貨スワップ、SAARCの枠組みでの11億米ドルの通貨スワップファシリティに合意。難局の今、この地域最大の経済大国かつ近い隣国のインドは、スリランカに短期・長期の解決策を提供。

・グローバルの大国となるインドの願望は、南アジア・インド洋地域の地域協力と安全保障推進にかかっている。そのためスリランカは、インドのアジェンダ推進と中国の進出へのバランスに重要な役割を果たす。同時に、インドはスリランカに巨大市場のアクセスを提供し、スリランカの港湾外交には欠かせない存在。

Kida
Kida

新味がある内容ではないのですが、
両国にとって相互依存の関係があると再認識。
特に、インドにとってスリランカは重要、
との点も強調されていて、
スリランカ人が書いているからかな?

中央銀行は、アメリカ連邦準備制度理事会との
10億米ドル相当のレポ・ファシリティ取引の
契約を締結と声明で発表。

中央銀行声明:The Central Bank clarifies its Repurchase Agreement with the Federal Reserve Bank, New York

2020年6月の市中資金は、
5月の 696億ルピー(約418億円)減に続き、
540億ルピー(約324億円)減の
1,200億ルピー(約720億円)に。
政府債権が継続して増加し、2,699億ルピー(約1,619億円)に。

国債のセカンダリー市場利回りは、
2022年12月15日満期もので 5.33/38%、
2025年5月1日満期もので 6.22/26% など。
為替は 1米ドル = 185.75/85 ルピー。

2020年上半期のスリランカの紅茶生産量は
前年同期比 2,980万kg減の 1.29億kg。
1.275億kgの生産量だった1995年以降最低の生産量に。

スパイス輸出増を目的に、
マスターブランド「セイロンスパイス」の活用を増加。

スリランカ輸出開発委員会(EDB) は、品質強化とオリジナリティ確保のため、基準を満たした生産者・加工業者・輸出業者を対象に、シナモン・コショウ・クローブ・ナツメグ・メース・カルダモンなどへの「セイロンスパイス」の商標使用付与を開始。
「スパイスと濃縮物」の輸出額を 2019年の約3億米ドルから2022年までに8.8億米ドルとする目標を達成するグローバルマーケティングの一環として、「セイロンスパイス」をマスターブランドとするもの。商標により、全製品が本物のスリランカ産であることを顧客や消費者に認知させるようサポート。

・中央銀行によると、昨年のスパイス輸出の総収益は560億ルピー(約336億円)。
 内訳:シナモン 335億ルピー(約201億円)、コショウ 90億ルピー(約54億円)、クローブ 54億ルピー(約32億円)、ナツメグとメースの合計 63億ルピー(約38億円)

スリランカ最長・最大流域の河川、
マハウェリ川では最後の大規模水力発電所となる
モラゴラ水力発電プロジェクトの建設が遅れ、
政府は過去2年間で35億ルピー(約21億円)の
機会損失を被っていると
報道

セイロン電力公社(CEB)会長は遅延の原因について、
環境認可取得の遅れと前政権のコミットメント欠如だと強調。

モラゴラ水力発電所は 30.2MW、中部州キャンディ県ウラパネに位置。
2012年に調査開始、2021年の試運転開始を予定。

ケーブル製造大手 Sierra Cables PLC は、
CEBへの電力ケーブル供給に
9億ルピー(約 5.4億円)の契約を獲得。

昨日 7月26日のニュースでお伝えした
鉄道へのスマートカード導入と電子発券システムにつき、
情報通信技術庁(ICTA)理事会の元メンバーが疑問を提示

・ウィーラワラナ氏は、ICTA理事会メンバー在籍時、鉄道での発券業務に近代的なソリューションを提案していたと述べた。
・同氏は、「すべてをペーパーレス・カードレスのモバイル方式にできる機会を我々は失った。スマートカードはもう死んだ古い方法」とツイート。
 同氏は、スマートフォンの普及率が60%あり電話を活用したシステムが可能で、電話を持っていない利用者のためにはキオスクを設置すればよく、低コストで可能だと述べた。

Kida
Kida

ウィーラワラナ氏は、
IT・ソフトウエア開発大手 WSO2 社の創業者。
ICTA理事会には大統領に任命されて
参加していたが、その運営方法に
異議を唱え辞任していました。
参照:6月1日のニュース

この辞任にニュースの際にも、
「列車切符発行関連で 30億ルピー(約18億円)
を入札にかけることは見ていられなかった」
と既に述べていた。。。

北コロンボ教育病院で、スリランカで
初めての小児向け生体肝移植手術に成功。

同病院では、成人向けの移植と合わせ、
この移植が50件目。

スリランカのポリティカルニュース

国会議員選挙キャンペーンも終盤に。
選挙ウォッチャーによれば、
与党 SLPP が優勢、SJB が2番手、
UNP が3番手、人民解放戦線 (JVP) が率いる
National People Power (NPP) が4番手。

コロンボ市内 5つ星ホテルで、
ヘロインを所持していた麻薬密売人 2人を逮捕。
保持していた麻薬は推定 1,000万ルピー(約 600万円)以上。

Kida
Kida

どこのホテルやねん。。。
5つ星なんて限られるな。

別記事によれば、
ホテル内ナイトクラブの常連客に
販売していた、とあり、
捜査もこれを対象にされたよう。

ルーフトップバーとかも
気をつけないといかんです。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ぬかるみはないなあ。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

タイトルとURLをコピーしました