経済ニュースで知るスリランカ 〜 2020年11月20日

アーユーボワン!

これなあ、難しいなあ。地方は特に。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の
感染者 
18,841人(前日比 439人増)、
死者 73人(前日比 4人増)。

当局は、複数地域で課されている
封鎖・外出禁止の緩和・解除を検討中。
現在は警察管区単位で発令している封鎖を、
管区内の危険地域のみで封鎖を継続し、
その他地域は解除する可能性を検討。

教育省は、西部州と外出禁止発令地域を除く
すべての地域で、11月23日(月)から
6〜13年生(小学校高学年と中学校に相当)
の授業を再開すると発表。

スリランカのビジネスニュース

新たに着任した駐スリランカ中国大使
が大統領に信任状を奉呈。
大統領は、中国から融資ではなく
投資を期待していると改めて表明。

【大統領の発言】
・内戦終結後、中国はスリランカのインフラ開発への支援を拡大。コロンボ・ポートシティ、ハンバントータ港、南部高速道路などがその一例。
 一部ではこれら中国の協力を批判する声もあったが、真実はその逆。中国援助によるプロジェクトには、所得と雇用の高い創出の可能性。私の任期が終わる前にこれらのプロジェクトが完成するよう期待。

開発促進のため、外国からの借金を増やすのではなく、投資の誘致が優先事項。スリランカには大きな投資機会があり、農業・情報通信技術・教育はその中でも大きい。
 人口の約30%は地方農村で農業に従事しており、中国が過去2~30年で達成したように農村を開発し、スリランカの地方農民の生活水準を向上させることが、私の大きな目標の一つ。

スリランカ投資委員会(BOI)は、
中国のタイヤメーカー
Shandong Haohua Tire Co. Ltd. が、
3億米ドルで ハンバントータ港に
タイヤ生産工場を建設し、
タイヤ 900万本を輸出見込みと発表。

オンライン会合にて、首相や
ナマル・ラージャパクサ青年・スポーツ大臣
らの同席のもと、同社とBOIが署名。

・2,000人を雇用。
・3年以内に操業を開始。45,000コンテナ分、900万本のタイヤを輸出。
・ハンバントータ港の運営会社 ハンバントータ国際港グループ(HIPG)が、同港工業地帯の 121 エーカーの土地を提供。

【参考】 7月2日のニュース
* HIPGの株式の85% は中国 China Merchants Port Holdings Co., Ltd (CMPorts) が保有。

Kida
Kida

中国から製造業への投資。
輸出もしますよ、と。

駐スリランカのEUとその加盟国の
代表団は、グナワルデナ外務大臣
ほかとハイレベル会合を開催。

スリランカへの支援を改めて
表明するとともに、輸入規制の解除、
法の支配と活力ある市民社会の育成を求めた。

【EU代表部と加盟各国大使館の声明】
・コロナ危機が多くの課題をもたらし続けるなか、加盟国の二国間援助に加え、EUは過去25年間で10億ユーロ超の無償資金協力を含め、スリランカを長年にわたり支援。
・EUの特恵関税制度 GSP+ により、人権・労働・環境・気候変動・グッドガバナンスなど27の国際条約の継続的な履行に基づき、スリランカは、競争力があるEU市場に、関税と制限枠のないアクセスを享受。
 この片務的な貿易優遇により、スリランカにとってEUは世界第2位の輸出市場となり、2018年と19年の貿易収支は10億ユーロ以上の黒字となっている。
・しかし貿易は一方通行ではない。スリランカ政府による現在の輸入規制は、スリランカとEUの企業、外国直接投資にマイナス。地域のハブになろうとするスリランカの努力を損ない、原材料や機械の輸入制限がスリランカの輸出にマイナスの影響。長引く輸入禁止措置は、世界貿易機関(WTO)の規則に沿わない。
・スリランカによる国連人権理事会決議 30/1 への支持撤回を引き続き懸念。スリランカ政府は、コミュニティ間の和解・正義・平和的共存の促進への継続的なコミットメントを表明しており、EUはこれを支援する用意がある。これには法の支配と活力ある市民社会の育成が不可欠。

Kida
Kida

関税ゼロでのEU市場への輸出は
輸出産業には大きいですよね。
でも、人権や環境などで条件。

関税ゼロで輸出させてるのに、
どこまで輸入制限するんだ!と。

セメント製造大手
Tokyo Cement Company (Lanka) PLCは、
東部トリンコマリーの製造拠点で
セメント生産能力を年間100万トン
増強する予定と発表。

・能力増強への総投資額は約1,200万米ドル、工期は24か月を予想。
・同社は、1982年に日本の三井鉱山株式会社(現日本コークス工業株式会社)とスリランカ St. Anthony’s Consolidated (Pvt) Ltd 合弁にて設立。
 1984年に民間初のセメントメーカーとしてコロンボ株式市場(CSE)に上場。

Kida
Kida

トウキョウセメントとか
カンサイペイントとか
ランカオリックスとか、
日本企業が関与していた、
している企業がいくつか。

乾電池製造が祖業の
Laxapana Batteries PLC
再エネ事業に進出。今後18か月で
10億ルピー(約6億円)超を投資見込み。

・同社は1956年に乾電池製造会社として設立したが、競争力を失い2012年に製造を停止。
 一方、スリランカ初の大規模水力発電計画、輸入乾電池やLED照明の取引で事業を継続。
・乾電池製造の中止以来、同社は持続可能なビジネスモデル、収益源強化に資する低リスクの機会を探していた。

政府は、海軍によるメンテナンス・
緊急対応船(MERV)の購入を承認。
Colombo Dockyard PLC社 から購入。
国有 セイロン石油公社(CPC) の
パイプラインの一点係留部位システム
に活用する予定。

スリランカのポリティカルニュース

11月19日(木)、大統領は国会を訪問、
2021年度予算の審議 2日目に出席。
大統領の国会出席は、開会式での演説以来。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

前向き。

ストゥティ! (ありがとう!)

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