経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年10月8日

アーユーボワン!

Youtube 1億回再生を達成したスリランカの歌手 Yohani さん、インドで大人気に。
先週今週、ニューデリーとハイデラバードで公演。
【参考】2021年9月12日のニュース

彼女の記事や動静、🇱🇰ニュースサイトにも毎日登場。昨日は国会でも議員が取り上げたらしい。

🇱🇰にゆかりのある音楽、15年くらい前、M.I.A. が日本でも流行りましたねぇ。世界へ出ていって欲しいですねぇ。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝時点、スリランカ国内の
感染者523,550人(前日比 772人増)
死者:13,229人(前日比 44人増)

スリランカのビジネスニュース

政府は、粉ミルク、小麦粉、LPガス、セメントの4つの必需品の小売上限価格の撤廃を閣議決定。値上げへの道を開く。

大統領はこの閣議で、不要な値上げを防止するよう指示。

Kida
Kida

これも結局撤回。品不足はちょっとはマシになるでしょうが、根本は解決されないまま。
イキアタリバッタリ、が続くなぁ。

10月7日(木)、バシル・ラージャパクサ財務大臣は、2022年度歳出法案を国会に提出。資本・経常支出合計 2.5兆ルピー(約1.25兆円)の承認を求める。

2022年度予算案は11月12日(金)に国会に提出され、12月10日(金)に採決の予定。

世界銀行は半年ごとの地域レポート、南アジア経済概況を発表。
【リンク】SOUTH ASIA ECONOM
IC FOCUS, FALL 2021

スリランカの2021年GDP成長率を3.3%と見込んだが、
中期的な見通しは、脆弱なマクロ経済とコロナ禍の経済への傷跡から曇っているとした。

【世界銀行発表】
南アジア地域の経済成長見込みは2021年、22年ともに7.1%と予測。ベースとなる2020年の水準が非常に低いため、前年比では高い水準にあるが、その回復は国やセクターによってばらつきがある。
 南アジア地域の2020〜23年の年平均成長率予測は3.4%で、コロナ危機前の4年間に比べて 3%低下。
・コロナ危機は南アジア経済に長期的な打撃を残し、その影響が続く可能性がある。多くの国で、投資減、サプライチェーンの混乱、人的資本の後退、債務の大幅増を経験。
 コロナ禍により、2021年に南アジアで4,800〜5,900万人が貧困状態にあると推定。スリランカの貧困率(貧困ライン:3.20米ドル/日)は、2021年は10.9%に低下すると予測されるが、2019年の9.2%を大幅に上回る。

・スリランカは人口の50%以上がワクチンを接種し、政府は的を絞ったコロナ対策に注力。教育に前例のない混乱をもたらし、人的資本に悪影響を及ぼす。成長実現には格差縮小に焦点を置いた政策が必要。
スリランカはマクロ経済の課題が続く。重い債務負担、多額の債務再編ニーズ、脆弱な外部バッファは、中期的に成長と貧困削減に悪影響を及ぼす。政府の政策金利引上げと価格統制にもかかわらず、財政赤字の紙幣増刷でのカバー、通貨下落、世界的な一次産品価格上昇により、インフレ圧力は引き続き強くなる。食糧価格が上昇して不足が続くと、貧困削減が遅れる可能性。

各国は復興に向けて、長期的な開発モデルを見直す機会。新たなデジタル技術の出現により、南アジア地域は従来の製造業主導の成長モデルから変換し、サービス部門の潜在力を活用する機会を得た。
・スリランカは中長期的には、デジタル技術が雇用成長の重要な原動力となる可能性。
 スリランカでは携帯電話が広く普及しているが、国全体に高速ネットワークとアクセス可能なデータが広がらなければ、デジタル革命は期待を下回る。デジタルインフラへのアクセスの拡大と普遍化を目指す政策により、新たなチャンスを得る。
・南アジア各国は、製造業輸出市場への参入に苦労している一方で、ビジネスプロセスや観光などサービス輸出に強い比較優位性を持つ。サービス主導型の開発の実現に、規制を見直し、イノベーションと競争力を強化する制度を確立する必要がある。

Kida
Kida

🇱🇰中央銀行はGDP成長率を、2021年が5%、22年が6%と予測。
【参考】2021年10月2日のニュース
だいぶ乖離あります。中銀の発表はいつも強気というか楽観的というか希望的観測というか、なので、世界銀行や ADB の数字を見ていた方が良いですね。

製造業よりデジタル化に舵を切れ、とのレポート。
南アジア全体に向けての提言なんでザックリはしていますが、特にスリランカは人件費が安いわけでなく、労働者の質が高いわけでもなく、で、原材料を輸入に頼ることもあり製造業をどう拡大するかは難しさもあると思います。
デジタル化とサービス輸出が答えなのかはまだわからないですが、一つの選択肢であることは確か。ただここも「人材」が重要で、優秀な人材の層はまだ薄々なんで、頑張らないかんですねぇ。

空港当局関係者によると、商用便に搭乗可能なコロナワクチン非接種者の上限人数を撤廃。
これまではコロナワクチン非接種者は1便あたり最大75人までに制限されていたが、無制限に。
非接種者はスリランカ到着後、14日間の隔離検疫を受ける必要がある。

観光省によると、来月、コロンボ南部ラトゥマラナ空港からモルディブへ、同空港50年ぶりの国際便を運航予定。
【参考】2020年9月16日のニュース

国内各地で、農民が化学肥料の放出を求めて抗議。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

ブラジル 東京の皆さーん、地震、お気をつけて!

お気をつけて!

ストゥティ! (ありがとう!)

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