スリランカ中央銀行発表 〜 対外セクター概況(2021年11月)

アーユーボワン!

中央銀行は、2021年11月の輸出入、外貨獲得状況、為替レート変動の概要を報告する「対外セクター概況」を発表。

中央銀行プレスリリース。
【参考】External Sector Performance – November 2021

概要&和訳↓。

【概要】

2021年11月の貿易収支は5.53億米ドルの赤字。前年同月の 6.00 億米ドルの赤字からは縮小
 輸出額は前月に記録した月間過去最高額を更新、前年同月比+54.6%の12.11億米ドル、輸入額は同比+27.5%の17.65億米ドル。

2021年1〜11月累計の貿易赤字は、前年同期比▲29.5%の70.51億米ドル。
 累計輸出額が前年同期比+24.9%の113.45億米ドル、輸入額は同比+26.6%の183.96億米ドル。

(1)輸出入
輸出額は前月に記録した月間過去最高を更新、6か月連続で10億米ドルを超える。
 前年同月比で工業製品、農業品、鉱物資源の全主要カテゴリーで増加。工業製品では特に、繊維衣料品、石油製品、ゴム製品などで大幅に増加。

輸入は前年同月比で大幅増。
 消費財、中間財、投資財の全主要カテゴリーで顕著に増加。
 消費財では引き続き個人用車両の輸入が極端に少ないなか、食品では砂糖やコメ、非食品では医療・医薬品(ワクチン)、通信機器(携帯電話)の輸入が増加。
 中間では、原油の輸入はなかったが、精製石油が大きく増加。
 投資財では機械設備、建設資材、輸送用機器のすべてが増加。
(2)観光客、国外送金

・出稼ぎ労働者からの国外送金は前年同月比▲55.7%の 2.71億米ドル、減少が続く。
 2021年1〜11月累計では、前年同期比▲17.9%の 51.66億米ドル。
 国外での就労を目的とした出国者数は前月から25.9%増加。

・2021年11月の観光客数は 44,294人。前月比で増加を続ける。
 2021年1〜11月累計では104,989人(前年同期:507,311人)。
(3)外貨、為替
2021年11月末の総公的準備金は 16億米ドルに減少。
 総公的準備金と銀行セクターの外貨資産を合わせた総外貨資産は48億米ドル。
 2021年12月、中国人民銀行と締結していた通貨スワップ枠15億米ドルを引き出し、同月末の総公的準備高は31億米ドルに増加。

・為替レート(*公式)は引き続き 1米ドル=200〜203ルピーでおおむね安定。
 2021年年間で、英ポンド、豪ドル、インドルピーに対して下落。ユーロと日本円に対して上昇。

【中央銀行プレスリリース和訳(仮訳)】
あくまでも筆者作成の仮訳であり
 翻訳の正確性や内容には

 一切の責任を負いません。

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