ニュースで知るスリランカ 〜 2020年5月21日

一応軟禁生活62日目。

ベンガル湾の「史上最強レベル」のサイクロン。
コロンボの強風・雨は 1週間弱ほど続きましたが、もう過ぎたよう。
インド・バングラデシュは、コロナ対策の中での災害、これは大変。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、スリランカ国内の感染者 1,028人(前日比 1人増)、死者 9人(増減なし)。
昨日は少ない!

保健大臣は、この3週間、一般市民からコロナウイルス陽性の症例は報告されておらず、一般市民のコミュニティでの感染は発生していないと示している、と宣言。
この間に増加していた感染者は海軍など軍関係者のみで、これらは隔離により封じ込めている。

油断禁物。。。

スリランカのビジネスニュース

中央銀行は、ウェブサイトで発表したプレスリリースにおいて、

スリランカがデフォルトに陥るとの根拠のない主張を強く否定。スリランカはすべての債務履行義務を期限内に果たすと強調する。このなか、世界の機関投資家などがスリランカの信用に自信を持ち、その債権を投資対象に薦めていることに注目。」

と発表。 言っとかなね、大丈夫だぜ、と。

5月17日のニュースで、研究機関 Pathfinder Foundation による報告書の発表をお知らせしましたが、これを大統領に報告。

・コロナ危機後の経済復興に向け、経済安定のための短期(今後2~3か月間)と、経済改革のための中長期(3か月以上)の対応が必要
優先されるべきは、既得権益やイデオロギー的な偏見ではなく、費用と利益の合理的評価による実用的な政策選択

具体的には以下を提案。
農業システムの近代化による食料安全保障と生活の改善
・債務支払いや社会福祉に必要な資金調達に必要なあらゆる対応
・民間セクター多様化と雇用創出のために、官僚手続削減と公共サービスデジタル化促進
・経済政策や開発プロジェクトの実施に向けた関係者間の協調
・政策立案の一貫性と予測可能性を向上させ、優先順位設定と実施調整のため、開発省庁長官による委員会を大統領府に設置

記事中に大統領の反応はありませんでしたが、報告したということは、なんらかの影響力があるのでしょうか?

スリランカ銀行大手、Commercial Bank of Ceylon PLC は、貸出金利の引下げを発表。

農業ビジネスローン:5年ローン 12%、7年ローン 13%(それぞれ 2%引下げ)
中小零細企業向けローン:5年ローン 11.5%、7年ローン 12.5%(それぞれ 2%引下げ)
住宅ローン:10 年ローン 11%(1.5%引下げ)、10 年以上で 12%(1%引下げ)

引き下げても 2ケタ。やっぱ高いなー。

アパレル縫製大手 Hirdaramani グループ の IT部門 H One Ltd. 社 が、
アパレル製造業現場でのソリューションを提供するプログラム、「Res.Q」を発表。

従来の紙ベースでのプロセスを捨て、デジタルトランスフォーメーションを採用。
工場フロア全体(従業員のスキル管理、機械管理、ライン計画、生地検査、製造、品質管理など)を制御するための総合的なソリューションをシームレスに提供。

こういうのって、横展開とかされるんでしょうか???

地方の農民、日雇い・現金収入層の苦境に触れた記事を 2本。

農民たちは、外出禁止令の影響により作物の出荷・販売ができず苦境に。
生産者は収穫を終えて出荷できない作物を廃棄する一方、卸売やスーパーは品薄に。
外出禁止解除の後も、なんらかの販路を持つ販売者への新しい物流・販路を探す動き。

190万人の日雇い・現金収入で生計を立てている人々が、コロナ危機の困難に直面。
コロナ対策での国民への生活支援として、政府は 5,000ルピー(約 3,000円)の一時支給を決定したが、まだ多くの国民には届いていない。
ドネーション活動も必要とするすべての人に行き届くまでには至っていない。

野党SJBの サジット・プレマダーサ党首(前回選挙の大統領候補)は オンラインでの教育イベントに出席し、

「連立であった前政権では、スリランカの伝統的教育から、新たな遠隔教育・E-ラーニングへの移行ができなかった。学校でのコンピュータ・IT教育提供を議論していたが、現場レベルで実施されることはなかった。」 と述べた。

同党首はまた、英語能力が一部特権階級のみが与えられたものになっており、幼児教育からすべてのレベルで質の高い英語教育システムが必要で、これは国の義務だ、と英語教育の不可欠性を強調。

スリランカのポリティカルニュース

シリセーナ前大統領は、国会議員選挙を保健当局のガイドラインに従って実施することが重要と述べた。

次回国会選挙の開催時期については、選挙委員会が 6月20日(土)と一旦発表したものの実施は非現実的、とされており、
一方でこの間の国会再開の是非・憲法判断を裁判所にて審理中。

スリランカで、ビデオによる裁判手続きが開始。
おお、すごい。

偶然みつけたニュースなんですが、切ない。。。
Zoomでの裁判、シンガポールではこんなことに。。。

公衆衛生当局(PHI)が 結婚式開催時のガイドラインを発表。
招待者は
最大 25人
まで。。。
スリランカ人にとっての一大イベントでこれは寂しいなぁ。。。

人生にはムダも必要、な情報(今日のムダ)

呪怨が。。。

一応軟禁生活は続く。

ストゥティ! (ありがとう!)

コメント

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