経済ニュースで知るスリランカ 〜 2021年8月26日

アーユーボワン!

ロックダウン第6日。

🇱🇰のロックダウン、
こんな状況なんやろか。。。

スリランカのコロナ関連ニュース

今朝の時点で、
スリランカ国内の感染者
407,768人(前日比4,483人増)、
死者7,948人(前日比198人増)。

*感染者数にはこれまでの報告漏れ
 4,000人以上分を含む。

感染増数、死者数とも
1日あたり過去最多を更新。
感染者数は 40万人を超え、
死者数は 8,000人間近に。

Kida
Kida

感染ペースまったく落ちず。
ロックダウンどうこうより、
ワクチンの効きが気になる。
シ○ファーム、「打った後
なんのしんどさもなし」
と言ってたお方もいたし。

保健当局によると、
現時点では8月30日(月)朝まで
と発表されているロックダウンの
延長の有無は 27日(金)発表予定。

Kida
Kida

ロックダウンを終われる
理由がみつからないなぁ。

日本政府は、4月に発表済の
国連児童基金(UNICEF) を通じた
コロナワクチン予防接種推進と
コールドチェーン管理強化の
支援として、杉山大使から
ランブクウェラ保健大臣に
2陣目となる支援物資を贈呈。

ワクチンキャリア750個、
コールドボックス300台、
氷漬け冷蔵庫(ILR)100台、
冷蔵庫温度モニター145台など。
【参考】2021年4月1日のニュース
    2021年5月1日のニュース

スリランカ投資委員会(BOI)は
全国14の輸出加工区(EPZ)の
労働者の約80%がコロナワクチンの
2回目の予防接種を完了した
と発表。
数週間中に100%が完了する予定。

スリランカのビジネスニュース

一部閣僚が、
ロックダウン継続の場合、
公務員への給与全額の支払いが
難しくなる
可能性があると発言。

国家公務員労働組合の一部は
ロックダウンの解除を求めている。

・2020年のロックダウン開始時から民間労働者の給与は削減、一部しか回復していないが、国家公務員は毎月給与を得、2020年には給与が上がっている。
・与党 SLPP を支援する労働組合幹部は、
「ロックダウンだけが唯一の解決策ではなく、政府ができるだけ早く国を再開し、経済に活力を与えるよう求める。このままでは国家の労働者が危険にさらされることは明らかであり、経済が動くようにするのは労働者の責任」と述べた。
・2020年の徴税額のうち、公務員の給与と年金は86%を占め、他の予算に回す資金はほとんどない。
選挙で選ばれた支配者層は、長年公務員を優遇し、民間労働者に重税を課してきた。かつては税徴収当局を含め、公務員は所得税対象外だった。前政権は公務員給与を大幅に引き上げて増税。野党 SJB のプレマダーサ党首は、2020年に政府関係者が公務員給与の自主的削減を求めたとき、大騒ぎで反対した。
・給与やその他経費の支払いに紙幣が増刷され、ルピーは急激に下落。通貨安は公務員だけでなく、労働者全員の実質給与に打撃。

・グナワルダナ貿易大臣は、
「政府は1年半の間、公務員の給与を削減せずに支払ってきた。給料が払えない、歳入もないという状況になる可能性がある。だから政府はロックダウンをできないと言っている。大統領も、ロックダウンが長期にわたる場合には、国民が犠牲を払わねばならないと言っている」と述べた。

Kida
Kida

労働組合っちゅうヤツは。
しかも公務員の。。。
国の歳入のほとんどが
公務員に支払われて消える
という異常。民主主義の
限界を見せられているな。
既得権益ってすごい。

大統領の「犠牲」の意味、
ほぼほぼここ、なのかも。
大ナタふるえると良いけど
この国の政治と社会の
構造からは相当難しい。
どもならん外圧があれば、
というところでしょうか。
今のマクロ経済の状況、
相当の外圧のはずだけど。

この一言→「根深い」

8月25日(水)、
短期国債オークション実施。
565億ルピー(約339億円)を募集、
373億ルピー(約224億円)が落札。
先週から利回りを0.5%以上
引き上げたが、33%が売却されず。
落札のほとんどは3か月もの。

<利回り>
3か月もの:5.87%
6か月もの:5.90%
12か月もの:5.93%

カブラール 金融・資本市場・
国営企業改革担当大臣は、
7月満期の債務返済支払いにより

外貨は枯渇したが、
8月から再度構築中だと述べた。

【同大臣の発言】
国際通貨基金(IMF)の特別引出し権(SDR)から約8億米ドル、中国開発銀行から約3億米ドルが入り、バングラデシュの通貨スワップからまもなく5,000万米ドルが入る予定。
・債務以外の外貨流入、政府間の外国為替借款も議論・検討されている。
【参考】2021年8月18日のニュース
    2021年8月24日のニュース

ガマンピラ・エネルギー大臣は
在スリランカUAE大使と会談。
長期信用(クレジットライン)に
よる石油・石油製品の購入の
可能性を協議。
【参考】2021年8月23日のニュース

8月25日(水)、
コロンボ株式市場(CSE) は上昇。
株式指数(ASPI)は
一時 8,900ポイントを超えて上昇、

終値は前日比+1.0%の 8,756.63。

ガスエネルギー大手 
LAUGFS Gas PLC は、
LPガスの国内供給を再開。
消費者当局が認可した新料金は
受け入れられる価格ではなく、
今後も公正な価格の引上げを
求めていくと改めて表明。

*新価格↓
【参考】2021年8月13日のニュース

スリランカのポリティカルニュース

大統領は、9月に予定される
国連人権理事会を前に、
テロ防止法への提言を求め
3人の法律家を諮問委員会に任命。

・EUは、テロ防止法の改善を求めて輸出向け特恵関税制度GSP+からのスリランカの除外を検討している。欧州議会は、同法が少数民族の恣意的な逮捕や拘禁に組織的に利用されていると主張、同法の廃止を求めている。
・諮問委員会は、テロ活動容疑で収監、勾留、拘束されている人物の調査、釈放、保釈許可、今後の対応について大統領に勧告助言する。
【参考】2021年3月24日のニュース2021年6月12日のニュース

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